夏休み、各ご家庭ならではの過ごし方
2025年7月18日 10時26分本日1学期終業式を終え、明日から40日間の夏休みとなります。
1学期は、49名の1年生を迎えて323名の全校児童とともに令和7年度の郡家西小学校教育がスタートしました。5月18日(日)は、前日の風雨により順延した運動会を絶好のグランドコンディションのもと実施しました。今年の運動会のめあては、「やりきれ 西小 心を一つに熱くなれ」でしたが、児童が日々「自分たちで、つながりつくる学校」を目指しているように、自分たちの運動会も自分たちでつながり、心を一つにして作り上げたものになりました。学校運営協議会の方々をはじめ多くのご来賓をお迎えして、老若男女を問わず多数地域の皆様が参加してくださり、運動会が大いに盛り上がりました。様々な形で郡家西地区のみなさまとつながり作った運動会となりましたことを大変うれしく思います。5月29日(木)~5月30日(金)に実施した4年生の宿泊学習も大きな行事の一つでした。コロナ過の中、しばらくは日帰りの氷ノ山登山を実施していましたが、本年度より宿泊学習の見直しを図り、4年生から宿泊学習を実施することにしました。初日の氷ノ山登山と宿泊、体験活動から多くのことを学んだ2日間となりました。
ところで、夏休みは子供たちにとって楽しみな期間ですが、保護者にとってはどのように過ごさせたらよいか頭を悩ましておられるご家庭もあるのではないでしょうか。広く世界を見てみますと、夏休みの期間や過ごし方は各国様々で、夏休みが2~3ヶ月で宿題が無い国もあるようです。この違いは、国によって学校の制度や進学の仕組み、教育に関する考え方が背景にあります。日本では4月始まりの3学期制が主流ですが、諸外国では9月から新学年の2学期制を採っている国がたくさんあります。また、大学進学を例に見ますと、合格するために必死に受験勉強をするか、大学に入ってから卒業するために必死に勉強するか、日本と欧米諸国では大学の仕組みそのものに大きな違いがあります。教育に対する考え方も様々で、子供の間は遊びを通して発想力や想像力を養うのが大事で、価値観や教養の幅を広げられる読書が強く推奨されている国もあります。宿題がなくて夏休み期間が長いと、子供たちは気楽な部分もあるかもしれませんが、その背景には各国の文化や制度の違いがあり、一長一短です。
日本でも夏休みの自由研究や課題を選択制にしたり以前に比べて宿題を減らしたりする傾向があります。もし、宿題が無かったら、逆にどのように学力を保障すればよいのか不安に感じてしまうかもしれません。家庭の状況によって、お子さんの経験値や学習環境による個人差が大きくなるかもしれません。そう考えると、ある程度学校が宿題を出す現在のやり方にも日本ならではの意味があるとも言えます。
夏休みは、児童の心身の休養、通常の生活では経験できない体験活動、自主・自律の生活態度を養う絶好の機会です。お子さんにとって何が必要でどんな経験や習慣付けがこの夏休みのポイントになるかは、各ご家庭でしっかりと話し合ってください。
では、2学期始業式8月28日(木)には、児童一人一人が楽しい思い出とともに、大きく成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています。1学期間、地域・保護者・学校関係者のみなさま、郡家西小学校教育にご理解とご協力を賜り、ありがとうございました。
いや!今年の夏は一度だけだ!今年の春も、二度とかえってはこない
のび太(ドラえもん16巻より)