生活デザイン科1年家庭科被服製作技術検定3級実技
2021年12月4日 09時08分 家庭科被服製作技術検定3級の実技を実施しました。3級の内容は、アウターパンツを70分以内(30分の超過までは認められる)に製作です。緊張して手が震える場面もあったようですが、何とか時間内に完成することができました。結果が楽しみです。
人間の発達や生活を総合的に捉える能力と、生活するために必要な知識・技術を習得し、 将来、関連の分野で活躍する職業人の育成を目指しています。
1年次で衣食住、保育、福祉、家庭看護・介護に関する基礎を学びます。
2・3年次で「生活科学」「生活福祉」の2つのコースに分かれ、それぞれの学習を深めます。
育てたい生徒像
・人間の発達や生活を総合的にとらえる能力の習得
・生活するために必要な知識・技術の習得
・体験的実習を通したコミュニケーション能力の習得
・高校生としての基本的生活習慣・礼法・マナーの体得
を掲げています。
教科名 | 教 科 内 容 |
発達と保育 | 乳幼児の発達や生活に関する知識と保育の技術を学びます。 |
フードデザイン | 栄養・食品・献立・調理・テーブルマナーなどの知識と技術を学びます。 |
生活と福祉 | 家庭における介護や、地域での福祉のための知識・技術を学びます。 |
ファッション造形基礎 | 基礎縫いからはじまり、被服製作の知識・技術を学びます。 |
課題研究 | 家庭の各分野に関する課題を見つけ、解決を図るために研究していきます。 |
学習項目 | 学 習 内 容 |
被 服 | ハーフパンツ・シャツ・ブラウス・スカートなどの日常着、甚平・浴衣などの和服、ジャケット・ドレスなどの洋服などを製作します。和服は着付け実習もします。 |
調 理 | 夕食などの日常食、誕生日・米寿などのおもてなし料理、おせち・クリスマスケーキなどの行事食、中華料理・フランス料理・イタリア料理などのいろいろな国の食文化などの実習を行います。 |
福 祉 | 車椅子介助・食事介助・ベッドメイキング・清拭などの家庭における基礎的な介護実習や福祉リクレーションなどの実習を行います。 |
保 育 | おもちゃ・絵本・紙芝居・ペープサートなどの製作、読み聞かせなどの実習を行います。 |
■ 被服製作技術検定 1級:(和服) ひとえ長着、(洋服) 総裏付ジャケット | |
2級:(和服) じんべい、(洋服) シャツ・ブラウス | |
3級:ハーフパンツ | |
4級:被服の基礎縫い | |
■ 鳥取県福祉ヘルプメイト | |
■ 食物調理技術検定 | |
■ ビジネス文書実務検定 | |
家庭科被服製作技術検定3級の実技を実施しました。3級の内容は、アウターパンツを70分以内(30分の超過までは認められる)に製作です。緊張して手が震える場面もあったようですが、何とか時間内に完成することができました。結果が楽しみです。
12月1日(水)選択授業「食文化」で、生徒たちが調査した世界のお菓子の中から、台湾の「鳳梨酥(フォンリースー)」を作りました。パイナップルジャムとバターで作った餡をクッキー生地の皮で包んで焼いたものです。どのグループもうまくできました。
3年生活デザイン科「フードデザイン」実習の報告です。
第17回「クリスマス料理」
・クラムチャウダー
・ローストチキン
「テーブルコーディネート」の学習時間に製作した「コースター」も活用して、温かい雰囲気のクリスマス料理が完成しました。
第18回「正月料理②」
・筑前煮~飾り切りあれこれ~
折り紙で作った「箸置き」や「箸袋」で和風の雰囲気にコーディネートしました。
春からの実習内容を冬休み中の各家庭での行事食に活かしてくれることを楽しみにしています。
11月29日(月)5・6限
生活デザイン科2年生活福祉コース「生活と福祉」で、社会人講師にお越しいただきました。
講師は日本赤十字社鳥取県支部 鳥取県中部安全赤十字奉仕団 防災ボランティア・リーダ/救急法指導員の三木浩氏。
前半は講義として、赤十字活動や救急法の概要等について、後半は傷病者の発見から救急車の到着までにできる胸骨圧迫等の一時救命処置の実習を体験しました。
まとめとして熊本地震の後に熊本の避難所での5日間のボランティア活動や災害への備えについても詳しく聞かせていただきました。
赤十字活動や救急法の概要説明 AED(自動体外式除細動器)の説明 傷病者発見時の一時救命処置体験
11月17日、D3生活福祉コースの生徒が、向山保育園の年中児と保育交流を行いました。
7月の交流会では交流開始から中ごろまで緊張している様子が見られましたが、今回は来校してすぐに笑顔が見られ、わくわくしている雰囲気が感じられました。
「シルエットクイズ」 ペープサート「三匹の子ぶた」
「かえるマラカス作り」 上手に作れました
マラカスを使って「歌・リズム遊び」 「ボールリレー」
「輪投げ」
生徒は、異世代とのコミュニケーション技術を磨くために「たくさん声をかけよう・お話をしよう」を心掛け、話かけるコツを掴んだようでした。
終始にぎやかで、楽しい交流を行うことができました。
~今回の実習メニュー~
・「伊達巻き」
・「さつまいもの茶巾絞り」
・「かまぼこの飾り切り」
生活デザイン科3年生の「フードデザイン」第16回調理実習では、ちょっと早いお正月料理に取り組みました。
和風テーブルコーディネートの学習時間に折った「箸袋」や「箸置き」も各自が選びました。同じレシピでも、かまぼこの切り方、選ぶ食器、「かいしき」、箸置き等を変えるだけで、雰囲気が変わります。
次の年末年始には各家庭でもチャレンジしてくれることを楽しみにしています。
11月5日(金)生活デザイン科の課題研究(食分野)の時間に、市内の飲食店「扇雀」の中川さんに講師に来ていただき、中華料理の商品開発についてアドバイスをいただきました。地元産のミニトマトを使った小籠包の開発に挑戦している生徒たちは、中川さんのお話を聞いたり、実際に小籠包の包み方を見させていただいたり、大変有意義な時間になりました。来週は中川さんからのアドバイスを生かして再挑戦する予定です。
11月8日(月)5・6限、生活デザイン科2年生 生活福祉コース「生活と福祉」の授業で、4名の手話普及支援員にお越しいただき、手話学習を行いました。
前半は「聞こえない」ってどういうこと?という質問から始まり、どんな困りごとにつながるか、どんなコミュニケーションの手段があるかを具体的に解説していただきました。また、鳥取県が全国で最初に「手話言語条例」を制定(2013年10月8日)したこと、手話を使って学ぶことが禁止された時代があったことなども教えていただきました。
聴覚障がいは「見えない障がい」 朝昼夜のあいさつ表現
後半は3つのグループに分かれて手話を使った自己紹介や日常会話の表現を教わりながら実践にチャレンジしました。
自分の名前、好きな色・動物などの手話 「少々お待ちください」などの会話表現
和気あいあいとした雰囲気であっという間に時間が経過してしまいましたが、今回の学習を日常生活の中でも少しずつ役立てていって欲しいと思います。
1年生の「生活産業基礎」の授業に、YMCA米子医療福祉専門学校 作業療法士科の菊本先生にお越しいただき、「商品開発について~ユニバーサルデザインの視点から~」という内容で講義をしていただきました。
バリアフリーとユニバサールデザインの違いや身の回りにあるユニバーサルデザインの例などを丁寧に教えていただきました。また、授業の後半では、身近なもので作ることができる自助具を教えていただき、実際に作ってみました。
写真などを用いて、丁寧に説明してくださいました
割り箸、洗濯ばさみ、輪ゴムを用いたバネ付き箸の作成
クリップを使ったボタンエイドの作成
作ったボタンエイドで制服のボタンをかけています
講義の中で、「障がいのある方や病気の方など当事者の思いを聞くことは仕事をするうえでとても大切なことだ」と話してくださいました。このことは、学校生活にもつながる言葉ではないかと思いました。また菊本先生は、本校の前身、倉吉産業高校の卒業生でもあります。高校時代の思い出やご自身の進路選択の話などもしていくださり、色々な点で、とても勉強になりました。
1年生は、高校に入って初めての社会人講師の方による授業でしたが、しっかりとメモを取って、授業を聞くことができました。生活デザイン科は、多くの方に社会人講師として来校していただき、講義を行っています。たくさんのことを吸収し成長して欲しいと願っています。
10月26・27日、生活デザイン科3年生活福祉コース「生活と福祉」の授業で、「家庭看護の基本技術」の講習会を行いました。
講師は医療法人十字会訪問看護リハビリステーションのじまから、所長の小村裕美子さんに来ていただきました。
1日目は食事介助と口腔ケアをテーマに講義を受け、実習を行いました。
食事介助では、誤嚥防止のためにお茶にとろみをつけたものを使用し、飲み込みやすい頭の角度、介助者のスプーンの位置やタイミングなど色々と試しながら行っていました。口腔ケアでは歯を磨く際に目からの感染を防ぐため、コロナ禍ではゴーグルを使用するとよいこともお聞きしました。
2日目は応急手当と歩行介助をテーマに、傷や骨折の処置、階段での介助を実習を通して教えていただきました。
使い捨てエプロン・手袋・アイシールドの紹介 とんかつソース状のとろみ
正面より横からの方が食べやすかったようです 保護フィルムは親指で抑えゆっくりはがす
2年次の復習として三角巾もつけました 上がる時は 杖→健側→患側
生徒は食べるタイミングやスプーンの角度がおいしさに影響すること、介助によって歩行の安心感が変わることなど感じ、援助技術を身に付けることの大切さを身をもって学んでいました。