今日は3年生が総合的な学習として「泊の海」について学びました。学習する場所は小浜の磯。地元の磯に住む生き物の学習を行いました。海の専門家としてご協力をいただいたのは、一昨年からムラサキウニの駆除などの学習でお世話になっている方。3年生の子ども達のために、1時間前から海に潜って、磯の生き物を捕まえ、触ってもいいように準備してくださいました。
ワイワイと水槽の前で魚を観察していたところ、ムラサキウニを獲って見せてくださいました。ほんの2m四方の広さの中にたくさんのムラサキウニがいます(海底の写真を見せてもらいました)。
水槽の中にいる生き物はすべて小浜の磯に住んでいるそうです。青い色のかわいらしいソラスズメダイ、ヘビギンポ…。聞いたことのない名前ばかりで、子ども達はメモを取るのも大変そうでした。
水槽の中にあるのが、藻場を作るホンダワラ。小浜の磯の中だけでもたくさんの種類があるそうです。
貝についの説明です。この磯の中にはたくさんの種類があるそうで、その中でもいくつかを紹介していただきました。ツメタガイ(貝を食べる貝)、磯の岩場に住み、海に潜れない貝(名前を忘れてしまいました。)サザエなどなど…。
最後はみんなで記念撮影をしました。そのあと、水槽の生き物は海に返しました。子ども達は、身近な海には豊かな魚や貝が生きていることを実感できたようです。この日の海水温は27度。子ども達も水着で磯の生き物を獲って観察することもできたようです。来年は計画できるかなと思いました。3学期にはウニサザエご飯を用意する予定です。
子ども達が帰った後、お世話になった方から、「小浜の7人衆」という、潜り専門の漁師さんがいらっしゃったというお話を聞きました。また、豊かな海も海水温が高くなり、越冬できなかった魚が越冬し、成長してムラサキウニと同様に藻場の藻やワカメを食べつくしてしまうなど、少しずつ生態系が変わってきたそうです。そのような環境の課題にも3年生なりに向き合って考えてほしいと思いました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。