機械科 課題研究「工業で課題解決(医工連携)」地域医療機関と連携した取り組み その2
2025年11月7日 17時37分医工連携 その2 鳥取県診療放射線技師会様へ引き渡ししました。
「シータくん」(CT装置の撮影補助具)
令和6年度より機械科3年の課題研究の中で、「工業で課題解決(医工連携)」として地域医療機関とCT装置の造影検査時に使用する補助具の共同研究・製作を行っています。今年度も発展的に継続し、新しく2つの医療機関に提供し、各医療機関で補助具の有用性やデータの検証をしていただいています。今回は、鳥取県診療放射線技師会からご依頼をいただき、さらに複数の医療機関向けに製作しました。今後、県内の東・中・西部で各1施設の医療機関で使用していただき、異なる仕様のCT装置や、患者さんの違いなど様々な条件下で検証を進めていきます。
先輩の取組を継承し、シータくん製作 フライス盤による部品加工
「保持台(プロトタイプ)」
今回、新たに撮影時の体位保持に使用する保持台の製作依頼を受けました。こちらは、木製の製品となるので、建設工学科に製作を依頼しました。背中側に保持台をあてて、45度の角度を保つ事で最適な撮影ができるものです。鳥取県立中央病院で使用されているものを参考にプロトタイプを製作しました。今後、実際の撮影で検証していただき、完成品の製作につなげていきます。
製作ポイントを説明 事前に医療機関を訪問し、使用感を確認
保持台(プロトタイプ)