学校長あいさつ
伝え合い関わりながら~合い言葉は「協働」
校長 安本 理恵
令和7年度は、本校19名(幼稚部3名、小学部8名、中学部4名、高等部4名)、分校11名(幼稚部2名、小学部9名)で元気よくスタートしています。
今年度は、デフリンピックが100周年を迎える年であるとともに、日本で開催される記念すべき年です。そこで本校でも、「ジョイスポPLUS」を掲げ、デフリンピッック2025を盛り上げていくために、5月1日に本校とひまわり分校が一緒にスポーツを楽しむ「とりろうピック」を開催します。デフリピアン選手の走りを間近で感じ、「すごいなあ」「かっこいいなあ」と憧れの気持ちを抱き、身近な人の夢の実現に向けての体験談を聞く機会を通して日々の部活動や各種大会に向け、一人一人が気持ちを新たに頑張ろうとする力につながっていくことを願っています。
「発信PLUS」では、聞こえない・聞こえにくい子どものための交流を深めるために「仲間づくり交流会」を夏期休業中に計画しています。卒業生の話を聞く機会も設けています。本校は幼稚部から高等部まである学校です。高等部を卒業された先輩方からお話を聞く機会「先輩に学ぶ会」もあります。「情報保障について周りの情報がわからなくて困るのは自分、だからあきらめずに対話を続ける」という話を伺い、自分も少しずつ頑張っていきたい気持ちにつながったと言うエピソードもありました。このように、先輩から学ぶ機会や地域の学校との交流をとおして自分と向き合う機会ができます。今年度も様々な体験を準備し、地域の中で自分らしく生き生きと生きる力を育んでいきたいと思います。
きこえない、きこえにくい人、きこえる人が共に伝え合い関わりながら、協働していくことで、自分も相手も尊重しながらコミュニケーションをとることへとつながっていくと思います。どのような情報保障が必要か、ここがわかりにくいからもっとこうしてほしい、こんなものがあったらいいなということも一緒に考えていきたいと思います。
保護者の皆様、関係者の皆様方、引き続き本校教育への御理解・御協力・御支援をよろしくお願いいたします。