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令和5年度 SSH沖縄・西表島フィールド研修

2023年9月12日 18時57分

 9月3日(日)から8日(金)の5泊6日の日程で今年度のSSH沖縄・西表島フィールド研修を実施しました。本年度は1年生4名、2年生6名計10名が「マングローブ班」、「魚類の体内のマイクロプラスチック班」、「海岸に漂着するプラスチック班」の3班に分かれてフィールド調査を実施しました。本来8月に予定していたものが台風の影響で1ヶ月延期されましたが、無事に全日程を実施することが出来ました。
 今後調査内容をデータ化し、考察したものを研究成果として校内外で発表する予定です。

〔本研修の主な内容〕
船浦湾周辺でカヤックを使った調査、船浦港での魚類調査、星砂の浜でのビーチクリーン活動とプラゴミ調査、夜間の生物調査、野生生物保護センターでの研修等

〔生徒感想(一部抜粋)〕
・西表島に実際に行って砂浜とか海岸を歩いてみるととてつもない量のゴミが植物の下にあったりして、川の方にも流れ着いていたのでとても衝撃を受けた。現実を目の当たりにして初めて本当に海洋プラスチック問題に向き合おうと思い、ただ事実を知識として得るだけでは沸かない気持ちになった。研修を通して自分は海洋プラスチック問題を自分ごととして考えられるようになった。
・この研修を通して、新しいことを発見し計画を立てる力が少しついた気がする。今まで計画を立てず行動したり、何か新しいことを知ってもそれを利用しないことがあったが、この研修でどのように考えることが大事なのかが少しわかった気がした。
・今回ほど、植生や地形、文化の異なる体験をしたのは初めてだった。見るもの全てが新鮮で、例えば海の色でも、これまでの概念とは違っていた。鳥取や日本の本土の自然や文化が全てではなく、外には違った世界が広がっていて、色々な価値観があるということを、国内の研修ながら感じた。
・調査も始めるまでは何をするかよく分からなくて不安だったが、調査を始めてからは、どんどん興味が湧き、自分から調査をしたいと思えるようになった。西表島研修プログラムに応募して良かったと心から思えるような貴重な体験ができて、本当に良かった。一生忘れない6日間になった。

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