活動の様子

「思索と表現」

ESDフィールド研修

2021年4月7日 07時13分

3月25日(木)、文理を融合した学際的かつ総合的な科学的素養を身につけることを目的とし、備中松山城および井倉洞、なぎビカリアミュージアムにてESD研修フィールド研修を行いました。生徒たちはフィールド研修に先立って事前研修を行っており、予備知識を習得したうえで現地調査に臨みました。備中松山城では、ガイドさんの解説を聞きながら城郭を調査しました。山城ならではの地形の険しさを実感することができました。井倉洞では、長い年月をかけて形成された鍾乳洞を観察しました。なぎビカリアミュージアムでは、化石の発掘体験を行いました。ビカリアをはじめとする種々の化石を発掘することができました。予備知識を習得していたとはいえ、このフィールド研修では実地ならではの気づきやスケール感を得ることができました。今回の研修で、生徒たちは、教科学習のみならずさらに発展した内容にも触れてみたいという意欲を高めたようです。
  

ESDフィールド研修 事前研修

2021年3月23日 16時13分

ESDフィールド研修 事前研修


3月19日(金)、ESDフィールド研修参加者を対象に、鳥取県立博物館にて事前研修を行いました。今年度のESDフィールド研修は、文理を融合した学際的かつ総合的な科学的素養を身につけることを目的とし、岡山県の備中松山城、井倉洞、ビカリアミュージアムを訪れ、フィールドワークを行う予定です。
事前研修では、フィールド研修に先立ち、田邉学芸員には「中国山地の成り立ち」というテーマで地質的観点から中国山地の解説をしていただきました。山本学芸員には「鳥取城と備中松山城」というテーマで鳥取城と備中松山城を比較しながら中世の山城について解説していただきました。今回の事前研修で得た知識を基にして、有意義な現地調査を行うことができそうです。
  

第2回ESDセミナー Free the Children Japan

2020年12月3日 16時31分

 12月1日(火)放課後,第2回ESDセミナーを開催しました。NPO法人フリーザチルドレンジャパンが大東建託の支援により,無料で学校に対する講座を開催したものです。今回は,感染拡大のため残念ながらリモートでの講座となりました。世界の貧困の状況,児童(家庭外家庭内)労働が児童の10人に1人の割合で存在していることや,農村自立支援(水,衛生,教育,農業,食糧,医療,収入向上)等について,遠隔から講師の先生と対話しながら,また時には生徒同士で話し合いながらSDGs課題について学び合いました。
 参加した生徒の感想を紹介します。
・国際協力というと私たちには縁のないことだと思っていたが、自分の消費行動や募金などが企業や社会を変える一助になると知って、今から変えてみようと思った。
・自分の姿勢を変えただけで周りも変わったという体験談を聞いて、一人の意識の変化が大きな影響を与えられるということに感動した。
・児童労働の現状を聞いて、世界の厳しさ、自分たちがいかに恵まれているかが分かった。
・好きなこと、得意なことを出発点として社会問題の解決につなげられることができればいいなと思った。世界を変えるために、小さいことから始めたいと思った。
・子どもは社会問題の解決には無力だと思っていたが、実際に社会問題の解決に向けて動いている同年代の若者やそれを支援する大人が世界中にいるという事実に感動を覚え、自分も積極的に社会参加をしたいという思いが一層強まった。

探究学習成果発表会

2020年11月9日 16時37分

2020年11月6日(金)に本校を会場にして,鳥取西高等学校探究学習成果発表会を実施しました。日程は,9:35~12:10研究授業,12:50~14:00生徒研究発表,14:30~15:30職員研修です。研究授業は,5教科10科目を実施し,資史料やICTで取り出した情報を読み取って社会的事象の要因を考察する授業や,英語で自分の考えを表現する授業等が行われました。生徒研究発表では,米子東高等学校と出雲高等学校の研究成果発表,本校生徒の研究実践発表が行われ,校地内の再生可能エネルギーを活用した空調システムの開発等の発表がありました。職員研修会では,(一社)Glocal Academy代表の岡本尚也先生を講師にして,探究学習を深めていく方法についてオンラインでの研修会を実施しました。生徒が探究学習を進めていく上での留意点を,本校の実態に照らして教示していただきました。

2020_TGH成果発表会 開催要項.pdf


生徒発表会
1.相互学校交流発表
(1)米子東高校発表「オイラーの多面体定理の新しい活用」
(2)出雲高校発表「日本の食べ物を外国人好みにアレンジすることはできないか」
「言語資料から古代の出雲の社会性を浮かび上がらせる」

2.生徒研究
(1)「鳥取活性化プロジェクト」
(2)「TT Biz(Travel and Tourism Business)Team Meraki」
(3)「Super Computing Contest 2020 結果とそれに対する反省 」

3.とっとり夢プロジェクト採択事業
(1)令和元年度「学校敷地内の再生可能エネルギーを利用したエアコンの開発
(SDGsを意識したものづくり)」

(2)令和2年度「The Global Streaming Musical "The Flowers by the way" as the  Environmental Project」

発表会の様子.pdf



 

第1学年「思索と表現」研究発表会

2020年10月16日 12時54分

 2020年10月14日(水)の午後、1年生の総合学習「思索と表現」の研究発表会が開催されました。各クラスが4月当初に与えられたテーマに沿って課題を考え、班別研究を行い、ポスターやパワーポイントを作成してこの日の発表に臨みました。今回の発表は、4月にクラス毎にお招きした講師の先生方(鳥取大学、鳥取県庁、シーセブン隼より)にも研究成果を見ていただいて、ご指導とご助言をいただく、という形で行われました。4月に講師の先生方に地域の課題について講義や指導をしていただき、それに対して生徒たちは仮説を立てたり、資料を読んだりして彼らなりの解決策を提案しました。どのクラスでも素晴らしい発表と、講師の先生方との遣り取りが見られ、充実した発表会になりました。今後も更なる探究学習を進めて行く予定です。

発表の様子.pdf

西高生×東大生 大学を知るワークショップ

2020年8月5日 08時52分

 8月2日(日)に東大生によるNPO法人MISと協力して、本校生徒を対象とするワークショップを行いました。MISはマレーシアの農村における浄水整備ボランティアを実施している活動です。参加者は、本校生徒24名、東大生7名です。参加者は全員が自宅からオンラインで参加しました。
まず、大学ならではの授業紹介や、大学生のクラブ活動や日常生活、アルバイトなどについてプレゼンテーションがありました。文系、理系それぞれの特色ある講義やゼミの紹介、夏休みなど長期間休業中の留学など、興味深い内容が盛りだくさんでした。質問コーナーでは,「何になりたいとかが決まっていない時期はあったか?それをどう乗り越えたか?」「集中力を保つためにどんなことをしていたか?」など,直接聞いてみたい質問に答えていただきました。最後に,少人数のグループに分かれて,実際のシラバスを元にして,1日の時間割やクラブ活動,アルバイトを考えてみるワークショップを行いました。
参加者からは,「実際の現役大学生の体験談を聞くことで、大学生活を想像することができ、もっと大学やサークルなどにも興味が出てきて、東京大学にも関心が出てきた。本当に貴重な機会をありがとうございました。」「大学生活が具体的に自分のなかで見えてきたのでよかったです。自分の興味があることをどんどんしていこうと思うことができました。」といった感想がありました。

2年生日本史選択者による賀露神社での史料調査

2020年8月4日 13時52分

2年生日本史選択者による賀露神社での史料調査

         
7月26日(日)、本校2年生日本史選択者3名が賀露神社にお邪魔し、ふすまの下紙に使われていた江戸時代~大正時代くらいまでの古文書を剥がしとる作業のお手伝いをさせていただきました。

詳しくは下のファイルをご覧ください。
日本史選択者史料調査.pdf

第1回ESDセミナー「ブレット先生と語ろう」

2020年6月12日 14時25分

 昨年度まで実施していたSGHセミナーは、今年からESDセミナーに名称が変わりました。ESDは、Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)の略で、本校がSGH指定期間を通して重点的に取り組んできた教育分野です。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成などを目的とするなか、学校教育において持続可能な社会づくりのための資質・能力を育むESDの役割は益々重要となっています。
さて、第1回ESDセミナー「ブレット先生と語ろう」を、6月9日(火)に本校図書館で行いました。本校ALTのブレット先生が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外国人への偏見や差別について体験を語り、コロナ禍での行動や、収束後の外国人観光客の受け入れについて英語で議論し、多面的に意見を交換しました。

島根県立出雲高校「スーパーサイエンスハイスクール研究成果発表会」

2020年2月10日 11時56分

 令和2年2月6日(木)、早朝7時に鳥取駅発の特急列車で発表者2年生5名(米本颯来さん、泉明希さん、竹内萌々子さん、大呂夏希さん、佐谷息吹さん)と引率教員1名の計6名で出雲高校へ向けて出発しました。この記録的な暖冬の年にはじめて降った雪の影響で列車は4時間以上遅れて出雲市駅に到着し、5名の生徒は何とか間に合って発表することができました。会場の出雲市民会館に到着するやいなや出雲高校の先生方と生徒の皆さんが温かく迎えてくださり、大勢のオーディエンスの前で本校の5名は立派に発表しました。泉、米本、竹内班は「環境を考えた家づくり~世界と日本の違いから学ぶ~」というテーマで日本語で、大呂、佐谷班は「SUGGESTION FOR BETTER EDUCATION ON GENDER(ジェンダー教育への提言)」というテーマで英語で発表しました。雪のために列車が止まるなど大変でしたが、5名の生徒は立派に本校代表の任を全うしました。

ハイレベル講座及び第9回SGHセミナー

2020年2月10日 08時24分

   2月6日(木)講師に山中信幸先生(川崎医療福祉大学 教授)をお招きして「SDGsと開発教育」をテーマに、ハイレベル講座と第9回SGHセミナーを行いました。
ハイレベル講座では、地理Aを受講する生徒を対象に、私たちの考え方を問い直し、世界と日本で言語と人権について考えました。また、SGHセミナーでは、自分と世界の水(例えば毎日の5リットルの生活水のために8時間もかけて水汲みをしている現状)がどのように関わっているかについて考え、「おでこシール」のワークにより固定観念や思考停止の状態を体感しました。
生徒は、「無意識のうちに誰かを排除している、社会では同じように少数を気にしなくて、格差や差別を生み出していると分かった」「私たち自身がルールを決めたのだと気づいたとき、とてもこわくなった。自分が無自覚であったことにすごく衝撃を受けた」などの感想を記していました。
SDGsの基本理念である「誰一人取り残さない」を達成することの大切さと難しさを学ぶことができました。