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SSHニュース

SSH 鯨学講座

2020年1月7日 11時46分

令和元年12月27日(金)に、鳥取県立鳥取西高等学校で鯨学講座「イルカ・クジラから鳥取の海の環境を考える」が行われました。「鳥取県教育委員会 高大接続改革対応事業 ハイレベル講座」として開講された講座に、本校生徒9名が参加しました。
まず、国立科学博物館動物研究部研究主幹 田島 木綿子 博士に講義をしていただきました。「クジラ・イルカの分類学的位置づけ」「世界および日本における鯨類のストランディング(座礁)の現状と科学者の活動の内容および意義」「哺乳類の各系統における各器官の比較と進化の関連性」「ストランディング個体の解剖から得られた,海洋汚染(プラスチック汚染および環境汚染物質)の現状」等の内容をお話しいただきました。
 
次に、宮崎大学教育学部准教授 西田 伸 博士に講義をしていただきました。「進化・突然変異とは何か?」「遺伝子とは何か?」「適応および適応度から生物多様性を考える」「生物の存在意義を生物学的に考える」等の内容をお話しいただきました。
 
実際に、イルカやクジラの骨を触ったり、カマイルカ、ハクジラ、ヒゲクジラの骨格標本を触れ、海の環境を考えるよいきっかけになりました。
  

生徒たちから「鯨は以前から好きだったが、今回の学習を通して、基本的なことやストランディングの現状、他のほ乳類と同じところ・違うところを学べて面白かった。また、鯨の骨を並べる体験では鳥西の生徒さんと交流できて良かった。」「専門家の先生方のお話を聞いたり、実際に骨を触ったりなどということはなかなかできない体験なので、とても面白かった。私は文系に進んでいて、今回の講座は少し理系向きのものだったので、受ける前は不安だったが、実際受けてみると文系理系関係なくとても興味深いものでとても楽しかった。生物って面白いなあと思った。」等の声があがりました。