「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

冬休みは、貴重な体験の場

2019年12月25日 09時05分

冬休みは、貴重な体験の場
校 長  田 中  靖 
           
 今年も残すところわずかとなりました。街には、クリスマスソングが流れ、店先にはサンタクロースやポインセチアなどが並べられ、クリスマス一色になっています。その傍らには、新年の準備をする為の品物が並び、年の瀬を感じるこの頃です。
 暑さの厳しい中スタートした2学期。たくさんの行事を計画通り実施することが出来ました。大変お世話になりました。
 さて先月末、4年生が総合的な学習の時間に、児童厚生員の八瀬河さんに来ていただき、人権に視点を置いた学習を行いました。この学習の中で、八瀬河さんは、子供たちに「人から『ありがとう』と言ってもらえることをしよう」というお話をされました。
 そこで、私もこの言葉を借り、本日の終業式に「人に『ありがとう』と言ってもらえるようなことをたくさんすること」、「人から何かよいことをしてもらったときは『ありがとう』とたくさん言うこと」という宿題を、子供たちに出しました。
 冬休みは、家族で一緒に過ごす時間が多く、大掃除・年始の準備など、子供たちにとって家族の一員としての家庭内での仕事を果たす機会がたくさんあります。
 是非、お子様が「ありがとう」と家族に言ってもらえるような機会をたくさん作ってみて下さい。
 また、年末年始のあいさつを交わすことや、初詣先や店など大勢の人が集う場所で過ごすことなど、いろいろな物や人とかかわる絶好の機会であり、日頃の家庭や学校では学べない社会勉強をする大切な時間です。家族みんなで年末年始の行事等を体験してみてください。
 さらに、一緒に体験しながら、親や祖父母から「自分たちが小さい頃はこんな風にしとったで。」と言う話を聞くのは、子供たちの心に残り、家族の大切さや伝統文化の大切さを学ぶことにつながります。子供の興味・関心に応じて、正月にまつわる色々な話題提供をお願いします
 3学期の始業式は1月9日(木)です。全校児童が一回り大きくなって元気に登校してきてほしいと思います。
 みなさまどうぞ良いお年をお迎えください。