本気でやれば、面白さが見つかる
2020年12月4日 13時10分
11月15日に予定通り学習発表会を開催することができました。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、保護者の皆様には学年ごとに入れ替わっていただくなどご不便をおかけしましたが、たくさんの方にお越しいただきました。ご理解とご協力に心から感謝いたします。全校合唱はできませんでしたが、子供たちは、保護者のみなさんに見てもらえることを楽しみにがんばってきました。特別な状況の中ではありますが、子供たちが精一杯表現し、達成感を味わえたことをうれしく思います。今後とも、引き続きよろしくお願いします。
さて、キャリア教育の一環として、11月19日に、なでしこジャパンのコーチの大部由美さんを招き、5・6年生を対象にサッカー教室と講演を、25日にはドクター・ヘリに乗って尊い人命救助をして来られた救命救急医の小林誠人さんを招いて4・5・6年生に講演をして頂きました。
大部さんのお話を聞いた子供たちは、「無理だと思ったことも、少し無理をしてやってみようと思った。」「失敗しても大丈夫、どんどんチャレンジしていく。」「夢に向かって努力を積み重ねていきたい。」という感想を話してくれました。
また、小林さんは、一刻も早く治療しなければ命が危ない人を、どうすれば早く治療することができるかを一生懸命考えられた結果、患者さんを病院で待つのではなく医師が事故現場に行けばよいことにたどり着いて「空飛ぶ救急医」になられました。
お二人のお話には共通するメッセージがありました。
それは、「無理!」と言って何もしないのではなく、「少し挑戦してみる。」とか、「何ができるのか一生懸命考えて行動する。」ことだと思いました。さらに、大部さんも小林さんも今の仕事にやりがいや楽しさを感じて、わくわく感を持って取り組まれています。
勉強だって、スポーツだって、人付き合いだって、本気で挑戦すれば面白さが見つかり、できることが増えれば「やりたいこと」も見つかります。やってもいないのに「きらい」「苦手」「無理」とか言って逃げてしまうと、面白さを知るチャンスを逃すだけでなく、偶然の好機を逃してキャリア形成を狭めていくことになります。
そして、これを機会に、「チョイ無理」をして、様々なことに挑戦し、「一生懸命がんばるかっこいい子供」がさらに増えてくれることを期待したいと思います。