「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

あいさつ

2022年2月9日 13時27分

あいさつの大切さ   

校 長  中 尾 善 登

全国的に新型コロナウイルスのオミクロン株により新規感染者がものすごいスピードで増えています。鳥取市内では、小学校でのクラスター事案も発生しており、最大限の警戒が求められています。本校でも、いろいろな方面に影響が出ており、延期や中止せざるを得ない事が最近では毎日のように起こっています。また、保護者の皆様にも再三再四、新型コロナウイルス感染防止対策について手紙やまちコミメール等でお願いをさせていただいています。ご協力いただきありがとうございます。

このような状況ですが、可能な範囲で学校では教育実践を止めることなく持続していかなければなりません。時期としては、いろいろなまとめ的な実践が求められ、6年生にとっては、卒業前の重要な局面となります。年間指導計画の多少の入れ替えや変更を余儀なくされることもこれから生じてくるかもしれません。子供たちの安全・健康と、できるだけ支障のない教育実践が両立できるように考えているところです。

先日のリモート集会で、子供たちにあいさつの重要性の話をしました。マスクをしていても、そんなに大きな声は出せなくても、目を見てきちんとあいさつはできます。あいさつは、人と人をつなぐ基本となるもので相手の気持ちを良くさせると共に自分自身も気持ちよく生活ができることにつながる、人と人の心をつなげるために大切ものであるということを話しました。恥ずかしさや不安を取り除き気持ちのいいあいさつができ、こんな時だからこそよけいに学校全体が明るくなることをしっかり行ってほしいと願っています。

いろいろと制約が増えていく状況の中でも、できることを確実に積み上げていくことで、社会生活に通じる生きる力につなげていかなくてはなりません。子供たちにとっての「生きる力」とは、単純な言葉ですが奥が深く、学校教育にとって常に大きなテーマなのです。あいさつは、ご家庭ともいっしょに指導していけるものです。改めてご家庭での話題にしてみてください。