「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

本校初の「西スタ・デー」

2022年12月8日 13時31分

成長へ、本校初の「西スタ・デー」!!

                  校 長  中 尾 善 登

月日の経つのは本当に早く、12月になりました。12月になった途端に急激に冷え込みが厳しくなりました。また、この冬の長期予報では、降雪量も例年より多いかもしれないということです。

さて先月は、コロナ禍にあって形を工夫した学習発表会に置き換わる行事として、「西スタ・デー」を実施しました。コロナの状況から入場者数を制限させていただきましたが、子供たちは張り切って、そして少し緊張しながら当日を迎えました。発表の場所を固定しないために各学年とも工夫をしました。参観者に参加していただく参加型のものや見学や学習したことをまとめたもの、また、ゲストティーチャーのお話からその方の生き方を知り感想を発表した学年、体育館のステージやフロアを活用し合奏やマット運動の学習の成果を発表した学年と様々でした。他の子の発表も見たかったという感想もありましたが、コロナの状況が改善されることも含め、来年以降にご期待ください。

さて「西スタ・デー」の「スタ」については、「study(スタディ)」から命名されたのですが、当日の子供たちの態度や姿から、私は違う「スタ(ST)」をあと2つ確信しました。その1つ目は「stage(ステージ)」です。今までの学習発表会は、体育館のステージのみが発表の場であったと思われますが、今年は学校のいたるところがステージでした。もちろんこれは、コロナ対策であったのですが、広いわくわくルームや音楽室、それぞれの教室や体育館など、学校全体が「stage(ステージ)」となっていました。活動場所を限定しないでTPOによって発表の場を設定し、結果として至近距離で聞き手の方を意識できたり参加していただいた方の反応に応じて言葉を考えたりすることができました。それから、2つ目の「スタ(ST)」は「star(スター)」です。「西スタ・デー」では、全員どの子も主役でした。一人一人の出番はそんなに長い時間ではなくても、それまでの学習時間を有効に使って準備し、当日は緊張の中であっても自分の役目を果たした子供たち全員がスターです。実際この「西スタ・デー」で子供たちは、自分の学びや発表、表現に満足し、成長を感じることができました。もちろん、この満足感はたくさんの方の参観があってのことで、お忙しい中、おいでいただいたご家族の方、残念ながら学校では見られずに写真等でご覧いただき子供たちをお褒めいただいたご家族の方々のお力によるものです。本当にありがとうございました。見てくださる方、聞いてくださる方があっての「西スタ・デー」なのです。

この経験を今後の学校生活につなげ、2学期のまとめとなる12月を大切に過ごしていきたいと思います。