「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

ぼくらが彩る夏が来た

2023年8月1日 11時46分

 本日1学期終業式を終え、明日から38日間の夏休みとなります。1学期は、60名の1年生を迎えて330名の全校児童とともに令和5年度郡家西小学校教育がスタートしました。参観日とPTA総会を通常の形で開催して、5月8日(月)からは新型コロナ感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症となり、学校生活も大きく変わりました。5月20日(土)の運動会は、前日の雨の影響を心配しましたが、教職員とともに6年生児童がグラウンド整備をしてくれたお陰で、無事開催することができました。演技を全力でやりきる児童の様子もさることながら、6年生の色別リーダーを中心とした各テントでの応援も立派でした。昼休憩にみんなが校庭に集まり楽しんだ全校じゃんけん列車も全校児童が一つになれた活動の一つです。4年生の氷ノ山登山も大きな行事の一つでした。4年生全員が参加して、登山予定の児童全員が登頂することができました。仲間とともに登り切った達成感は、思い出とともにこれからの大きな自信になったことと思います。PTA行事は、まだコロナ禍前のようにはいかないまでも、環境整備・資源回収を予定通り実施していただきありがとうございました。何と言いましても、1学期は2年に渡る長寿命化の大規模改修が終わり、木の香りのする新しくなった校舎とともに以前のような広い校庭に戻り、児童の学習環境が整いました。

 ところで、夏休みはいつどのように始まったのでしょうか。正式名称は「夏季休業」で、1881年(明治14年)に文部科学省(旧文部省)が定めたものです。欧米では、9月に学年が切り替わりますが、4月から新学期が始まる日本では、4月から4か月ほどで夏休みに入り授業内容を忘れることが無いようにするため、夏休みの宿題が始まったようです。夏休みは、児童の心身の休養、通常の生活では経験できない生活や活動の実施、自主・自律の生活態度を養うことが主な目的です。毎年やってくる夏休みではありますが、日々成長している子供たちにとっては毎年貴重な夏休みです。夏休みだからこそ、自由研究や図画工作、家庭科作品作り等にじっくりと取り組んだり、動植物の観察をしたり、ゆったりと読書に勤しんだりできます。子供たちには、ぜひ夏休みならではの経験をしてほしいと思います。

「ぼくらが彩る夏が来た」

第102回全国高校野球選手権(夏の甲子園)キャッチフレーズコンクール優秀賞作品より

の通り、やりたいことにじっくりととことん取り組んで、自分色の過ごし方で夏を彩ることができるのが夏休みの醍醐味です。夏休み38日間を大きなキャンバスに例えると、どのような色使いでどんな輝きを放つ作品に仕上げるかは、児童自身の取組みによるところはもちろんですが、何よりもご家族のみなさまの助言や協力があってのことです。興味関心のある世界を深めることは、児童自身の可能性を大きく広げることにもつながります。思い出多い有意義な夏休みとなりますように、各ご家庭で夏休みの過ごし方についてしっかりと話し合ってみてください。

 では、2学期始業式8月28日(月)には、児童一人一人が楽しい思い出とともに、大きく成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています。1学期間、地域・保護者・学校関係者のみなさま、郡家西小学校教育にご理解とご協力を賜り、ありがとうございました。