「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

2学期を迎えるにあたり

2023年9月29日 11時40分

 38日間の夏休みが終わり、本日2学期始業式を行いました。8月15日には、台風7号が記録的な大雨をもたらし、鳥取県に「大雨特別警報」が発表されました。本校関係者をはじめ、被災されたすべての皆様にお見舞い申し上げます。

 さて、今日から2学期となり、校舎には子供たちの元気な声が戻ってきました。今年の夏休みは、昨年までとは違うほぼ制限のない過ごし方になったことと思います。とは言いましても、近年の猛暑は今年も例外ではなく、お子さんにとっては熱中症を避けるために外出を控え、思うように行動できない日々であったことと思います。一番気がかりな夏休みの宿題はいかがでしたか。夏休みの後半、課題が何とか終わりほっとしているのは、お子さんはもちろん保護者みなさんも同じ気持ちではありませんか。また、保護者のみなさんは、夏休みの課題が終わった達成感をお子さんと共有する一方で、お子さんとしっかりと関わったからこそ、どことなく寂しさも感じておられることと思います。2学期を迎えるにあたり、子供たちは夏休みの思い出に浸りながら学校生活の現実に戻ることへ寂しさを感じる一方、久し振りの登校でしばらく会っていなかった友達みんなに会えるうれしさを感じており、この時期ならではの何とも言えない複雑な気持ちになっています。私たち大人の経験から振り返ってみましても、この微妙な感じが懐かしいですね。

 夏休み前にお配りした学校だより「至剛」のタイトルは、「ぼくらが彩る夏が来た」でした。お子さんは、やりたいことにじっくりととことん取り組んで、自分色の過ごし方で夏を彩ることができましたか。38日間の夏休みという大きなキャンバスは、どんな作品に仕上がりましたか。おうちの方の助言や協力があっての夏休みではありますが、お子さん自身の取組みはいかがでしたでしょうか。計画通りに過ごせたのも夏休み、計画通りにうまく過ごせなかったのも夏休みです。ぜひ、お子さんの夏休みの過ごし方を振り返ってみてください。保護者のみなさんにおかれましては、お子さんとのかかわり方はどうであったか、お子さんとしては夏休みの振り返りをいかに2学期からの過ごし方に活かし実行に移すことができるか、これが夏休みを自分色に彩った意味であると考えます。

 では、2学期も児童一人一人が主体的に活動し主役となる郡家西小学校教育を進めて参りますので、引き続き、地域・保護者・学校関係者のみなさま、郡家西小学校教育へのご理解とご協力をお願い申し上げます。