「校長室から」
 
 教育のこと、子どものこと、その他私の考えたこと等、校長の視点で保護者や地域の皆様に発信をしていきたいと思います。感想や意見がありましたらお教えください。

新年のスタート!!「大切にしたいこと」

2024年1月11日 18時35分

 令和6年、2024年が始まりました。子供たちは、14日間の冬休みを終え元気に登校してきました。そして、3学期がスタートしました。初春のお祝いのあいさつから始めようと考えていましたが、新年早々能登半島で、震度7の地震・津波が発生しました。そして翌日には羽田空港で、海上保安庁機と民間機が接触事故を起こすという大惨事が続きました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆様に心からお見舞いを申し上げたいと思います。

 さて、皆様は各ご家庭でどのような年末年始を過ごされたでしょうか。お正月は、子供たちにとって楽しいことがたくさんあったのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症の影響で暫く会えなかった方に会えたこと、多くの親戚や仲間が一堂に会する等、様々な再会や交流があったことと思います。いずれにせよ子供たちは、家族や親戚等、様々な方と過ごし、新たなエネルギーを充電できたのではないかと思っています。

 現在、学校は特別活動を基盤とした学校づくりを行っています。学校教育目標の副題にある ~明るく楽しくて、人と人がつながる学校~ が正にめざす姿です。具体的には、今、何をすべきか自分で判断して行動する子供の姿であり、自分も相手も大切にして一人一人が主役として活躍できる学校をめざしています。言い換えると、少し高いめあてを持ち、学ぶことに喜びを感じて自分を高めようとする子供の姿です。それは一人一人の人間力の育成によるところが大きく、その総体が学校力と考えています。そして、その根底にある、自分を支えてくれる人・もの・ことに感謝できる子供の育成には、各ご家庭や地域・学校関係者の協力と理解が不可欠です。このことは、私が常日頃、児童はもちろん本校職員にもよく使う言葉、「お陰様」に集約されています。

 今年の干支は、「辰」。辰は十二支の中で最も縁起の良い干支と言われており、様々な願いを叶えてくれるだけでなく【昇り龍】と言われるように、『あらゆる物事を上昇させ、よい方向へ導いてくれる力がある』とされています。ちなみに今年の3月には北陸新幹線の金沢~敦賀間の開業、7月には新紙幣の発行、7月?9月には、フランスのパリで第33回夏季オリンピック競技大会と第17回夏季パラリンピック競技大会の開催が予定されています。

 本校教育は、まだまだ至らない点が多々あるかと思います。子供の健やかな成長は、子供に関わる全ての者はもちろん社会全体の願いです。しかしながら、学校と保護者、保護者同士、互いのコミュニケーションが不足すると、不信感や誤解を招いて信頼関係が揺らぎます。学力向上、いじめの兆候や不登校、学校生活における生徒指導上の問題など、学校教育に関わる悩みや不安については、特に躊躇することなく校長以下本校職員に直接かつ具体的にご相談ください。児童一人一人が安全で、安心して過ごすことができる学校生活の当たり前を大切にして参ります。

 では、保護者・地域・学校関係者の皆様、引き続き今年もどうぞよろしくお願いいたします。