世界が注目!日本の教育「TOKKATSU」
2025年2月3日 12時25分1月下旬は比較的天候に恵まれ、過ごしやすい日々となりました。子供たちは校庭を元気よく走り回り、校舎の周りでは一生懸命縄跳びを跳ぶ姿が見られます。一方、スキー場は雪不足の心配をすることも無く積雪に恵まれているようで、2月6・7日の5・6年スキー教室は予定通り行える見込みです。
先日、本校は第4回校内授業研究会を行いました。校内授業研究会は、「自分たちで つながり つくる 学校へ」を研究テーマに、特別活動の学級会(話合い活動)の進め方を研究することで、教員として資質能力の向上を図っています。今回は、1年2組、3年1組、6年2組、特別支援学級「ひなたつこ」1~5年生の児童が学級会を公開しました。1年2組は友達との最高の思い出作りについて、3年1組は進級前の2年生との交流について、6年2組は卒業式当日のサプライズについて、特別支援学級「ひなたつこ」は6年生へのプレゼントについて話し合いました。各学年学級とも、自分の考えをしっかりと伝えたり折り合いをつけたり、少数意見も大切にしながら仲間意識や相手意識をもって真剣に話し合う姿が見られました。児童にとってこれらの話合いは、儀式・行事等で日頃から伝えている「自分たちの学校は 自分たちでつくる」につながるものです。子供たちによる自発的、自治的な活動は、学級や学校におけるよりよい生活や人間関係をつくるとともに、お互いを尊重し、認め合う支持的な風土を醸成し、学力向上にも役立っています。また、いじめの未然防止等にもつながると考えています。
特別活動において育成すべき資質・能力の重要な視点○人間形成関係・・・違いを認め合い、みんなと共に生きていく力を育てます。
○社会参画 ・・・よりよい集団や社会をつくろうとする力を育てます。
○自己実現 ・・・なりたい自分に向けてがんばる力を育てます。
児童は、人との豊かなかかわりを通して自ら学び、自分に自信をもつことができるようになります。そして、児童一人一人が自分の成長を実感できる教育、これが特別活動(特活)です。この特別活動に本校が積極的に取り組むようになったのは、特活の父と言われる 國學院大學教授 杉田洋先生のご指導によるものです。現在特別活動(特活)は、世界が注目している日本式の教育「TOKKATSU」として、例えばエジプトの国策でエジプト全土に導入されるなど海外の教育関係者から注目されています。
学校は人と人が関わり合う一つの社会であり、特別活動の体験や経験が大人になっても忘れられない思い出となります。そして、将来の様々な集団(職場、家庭、自治会、サークル、地域行事等)での生き方につながります。実生活や実社会に生きて働く汎用的な力を育成する特別活動の取組みに、引き続きご理解とご協力をお願いします。