9月15日に、「消費者教育講演会」を開催しました。
鳥取県金融広報委員会・金融広報アドバイザーの福田登代子さんを講師にお迎えし、「若者に多い消費者トラブル」について学習しました。

(右:講師の福田さん)
「契約の基本と民法」「消費者を守ってくれる法律」「若者に多い消費者トラブル(ワンクリック請求・架空請求・ネット通販・マルチ商法・クレジット利用)」「行政への相談」について、クイズや本校職員による寸劇を交えながら、楽しく、わかりやすくお話しいただきました。

(「パン屋でパンを買うのは、契約にあたるか?」、「○」か「×」の札をあげて答えてください。)

(寸劇『もうかる話はもうからなかった』
「このUSBを買ったら、ゼッ~タイもうかります!」というのは、ウソです。)
今回の講演を通じて、生徒たちは、ローンやクレジットカードの仕組みについて理解を深め、自分で正しく判断できる消費者になろうという気持ちを持ってくれたものと思います。

(福田さん、ありがとうございました。)
8月下旬に、本校定時制を卒業された2名の先輩を迎え、「卒業生toミライnoトーク」と題して、未来について語り合う座談会を行いました。
来校されて早々、久々の定時制の恩師の先生方との再会に、近況と昔話に花を咲かせておられました。

卒業生のお二人(左:岡本さん、右:福本さん)
講師紹介後、在校生は1・2年生と3年生に分かれ、就職については卒業生2名、進学については若手の教職員2名がそれぞれの会場を訪れ、途中で講師をチェンジするスタイルでトークを行いました。

健康第一!、学生時代のことだけでなく、社会での貴重な経験についてもお話しいただきました。
座談会後に、「在校生に定時制での学びの重要さについて伝え忘れてしまったことがあります」とおっしゃっておられ、
最後まで在校生のためを想っておられた姿が印象的でした。教職員がしっかりとその想いを預かっているので、生徒に還元出来たらと思います。在校生・教職員・卒業生、それぞれの立場で実りのある時となり、素敵な場となりました。

卒業生のお二方、本当にありがとうございました。
8月8日(日)、定時制2年次生の 小谷李斗さんが、福井で行われた北信越総体のボクシング競技に出場しました。

ライト級の鳥取県代表として、新潟県代表、開志学園の選手と対戦。
試合は1ラウンド2分間・3ラウンド制の終盤までもつれこみましたが、3ラウンド1分38秒、RSC(レフリーストップ)により惜しくも敗退。

全国の力を肌で感じた小谷選手は、次の大会での勝利を目指し、気持ちも新たにまた練習に励んでいます。
「自力整体と顔ヨガ -dikara(ぢから)-」代表の石丸 智美 先生より「自力整体で健康な心と身体を」と題し、ご講演していただきました。
dikara-ぢから- 石丸 智美 代表
第一部では、御自身の幼少期から現在に至るまでの豊富な御経験、人生を変えるきっかけになった言葉や出会いについてのお話と合わせて、「顔ヨガ」体験をしました。50歳手前まで人生を諦めかけていた中で、一念発起して起業し、現在は生き生きと第二の人生を過ごしておられる、石丸先生の笑顔と明るい口調に生徒・教職員ともに引き込まれていました。
「顔ヨガ」の体験の様子
第二部では、体育館へ移動し、輪っかタオルを用いた「自力整体」体験を行いました。教職員も一緒に体験し、普段凝り固まった身体の悲鳴が口からこぼれ出ていました。

第一体育館での「自力整体」体験の様子

「輪っかタオル」でストレッチ!

生徒それぞれが思い思いのストレッチで自分の身体を喜ばしています
多くの生徒が「顔ヨガ」、「自力整体」を含めた実践的な講座を楽しみながら、自分の心や身体への向き合い方にそれぞれの考えを深めることができました。
延期開催となったサマーフェスティバル2日目の7月12日(月)、1,2年次生は「和同開珎(わどうかいちん)」(奈良時代に発行、使用されたお金)の模型を、鋳造(ちゅうぞう)の技法で作成しました。
<※鋳造とは:材料の金属を融点よりも高い温度で熱して液体にし、型に流し込み、冷やして目的の形状に固める加工方法>
作業に先立って、鋳造による金属加工の工程や、江戸時代以前の貨幣はこの鋳造という技法でつくられたことを学びました。

最初に金属を融かします。用いるのは138度で融解する特殊合金です。コンロにかけると、みるみる融けていきます。

※和同開珎には銅銭と銀銭の二種類があります。今回の体験は銀銭の製造をイメージしています。
次に、融けた合金を鋳型(いがた)に流し込みます。固まるまで3~4分程度待ちます。

合金が冷えて固まったら、鋳型から取り出します。


この状態のものを「枝銭(えだせん・えだぜに)」と呼びます。木の枝からお金が生(な)っているように見えるからです。

「枝銭」から「和同開珎」を取り外し、縁をヤスリで研いで整形しました。


生徒全員が合金の融解から鋳型への流し込み、銭の整形までの作業を行い、各自2枚、自分がつくった「和同開珎」を持ち帰りました。
※「和同開珎」の鋳造体験道具は、鳥取県立博物館と鳥取県埋蔵文化財センターから借用しました。ご協力いただき、ありがとうございました。
6月16日(水)、薬物等の依存性からの回復を目指す方を支える民間施設『特定非営利活動法人リカバリーポイント鳥取ダルク』から、理事長の 千坂雅浩 氏とスタッフ3名の方にお越しいただき、全校生徒を対象とした「薬物乱用防止教育講演会」を開催しました。
鳥取ダルク代表:千坂理事長
『薬物依存について~ダルクからのメッセージ』と題して、千坂氏と他の2名の方から依存となる以前から現在までの経緯をお聞きしました。
千坂氏は、「自分は嫌なことを薬で紛らわせてしまったが、もし自分を理解してくれる人が一人でもいたら薬におぼれなかったかもしれない。誰にでも悩みや寂しさ不安がある。そんなときには、薬に逃げずに家族・大人・友達に相談して欲しい」と話されました。今回の講演会の内容を忘れず、生徒の皆さんには誘惑に負けない強い意志を持って、今の、そして将来の生活を過ごして欲しいと思います。
生徒会長による謝辞
本校定時制2年次の小谷李斗さんは、地域のボクシングジムで鍛錬を続けてきました。そして、その自身の力を試すべく、6月5日(土)に開催された県総体ボクシング競技に参加しました。
階級はライト級。実力を遺憾なく発揮し、全国大会進出を掛けた試合で、1ラウンド45秒、RSC(レフリーストップ)により鳥取城北高校の選手に勝利しました。

福井で行われる全国大会で、自分の力がどこまで通用するかという期待を胸に、さらに練習に励む気持ちを新たにしています。