新型コロナウイルス感染防止対策のため、在校生の出席なしの開催となりましたが
３７名の卒業生が晴れやかに本校を巣立っていきました。


　
国歌、校歌斉唱の後、校長先生から各科代表に卒業証書が授与されました。
生徒は緊張した面持ちでしたが、校長先生から卒業証書を読み上げられると、徐々に本校を卒業していくという実感が湧いてきたようで、証書の授与を待つうち、嬉しそうな表情を浮かべていました。証書を自信に満ちた様子で受け取り、笑顔で降壇していきました。



校長式辞では、グローバル化やＡＩの進歩などで、今まで経験したことがないほど大きく変化している時代への対応力、「持続可能な社会」という視点を持つことの重要性について触れられました。また、「地域基礎」の授業や実習などで、地域社会との関わり方を学んできたことを活かして未来を切り拓いていってほしい、との内容でした。



続いて、本校ＰＴＡ会長から、つらいこと・苦しいことを多く経験するうちに覚悟が生まれ、人に優しくできるようになるから、失敗を恐れず積極的にチャレンジしてほしい、と卒業生へ力強いエールを送っていただきました。



在校生代表送辞では、先輩方が取り組んできたちのりんショップや格子戸・藍染のれんなどの様々な地域貢献活動を労いつつ、その努力を自分たちが精一杯繋いでいきたいと述べてくれました。



最後に、卒業生代表による答辞では、学校生活や寮生活、部活動を通してできた「４つの家族」について、それぞれの思い出にエピソードを交えて語ってくれました。また、少人数の学校だからこそ経験できたことであったと振り返り、後輩にも学校生活を大切にして、歴史を刻んでいってほしいとの言葉を残してくれました。

一部式次第に変更があったものの、教職員や保護者の気持ちの込もった大変心に残る卒業式となったのではないでしょうか。

卒業生の皆さんの今後のご活躍をお祈りしています！