外来魚ブラウントラウト駆除作業(芦津渓谷)に農林生が参加しました。

2022年11月4日 11時55分
報告事項

  10月29日(土)に千代川漁協主催の外来魚ブラウントラウト駆除作業にボランティアとして森林科学2年生の3名が参加しました。外来種であるブラウントラウトは、在来種のアマゴやイワナなどを食べてしまうことから駆除の対象となっています。今年は駆除のための釣り大会も開催したそうです。

8時50分に智頭町役場前に集合し、千代川漁協のみなさんとともに観光施設等がある場所よりさらに上流の普段は訪れることのない芦津渓谷上流部に向かいました。

  現地に到着後、ウェダースーツを着込み、ゴム手袋を装着し、沢沿いに降りて駆除作業がスタートしました。捕獲は電気ショックを与えてブラウントラウトをしびれさせ、漂っているうちに網ですくい取る方法で行いました。紅葉の中を上流に向かって進み、漁協の方に網を構える位置やコツなどを指導していただきながら、逃さないように全員で囲んで捕獲を進めていきました。ブラウントラウトはたくさんの斑点模様があるのが特徴ですが、小さい魚はアマゴやイワナと見間違えることもあるので、慎重に見極めていきました。

  午後からは下流に移動し、交代でアースを背負い、電気ショックを与える役割に挑戦しました。川の深いところや木の根元のあたりが狙い目です。苦戦しながらもなんとか捕まえることができました。15時過ぎに作業を終え、智頭町役場に向かいました。

  合計で37匹、一番大きいものはなんと35cmもありました。ブラウントラウトはムニエルや唐揚げにできるそうなので、分配して持ち帰りました。予想外に多くの魚が捕獲でき、その数の多さに驚きました。すべてが捕獲できたわけではないので、これからも継続した取り組みが必要とされています。芦津渓谷の生態系の保全に農林生が協力できた一日でした。

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