ものをつくり制御する技術と情報を伝える技術を中心に、コンピュータ技術の基礎を学習します。2年次には制御系・情報系科目を学習しそれぞれの分野の学習を深め、3年次ではプログラム開発、ロボット製作及びそれらの制御プログラムの学習を行います。





教育課程をPDFファイルで表示します。
令和6年度実施教育課程表.pdf





☆情報技術(情報を伝える)の学習
  プログラミング技術、情報技術基礎、ソフトウエア技術など

☆機械技術(ものをつくる)の学習
   製図、CAD、電子機械など

☆電子技術(ものを思い通りに動かす)の学習
  電気基礎、電子回路、電子機械など




 ITパスポート試験、2級技能検定電子機器組み立て、3級技能検定電子機器組み立て、3級技能検定電気機器組み立て、計算技術検定3級、情報技術検定2級(C言語)、基礎製図検定、機械製図検定、ワープロ検定、パソコン利用技術検定、危険物取扱者試験 乙種

日誌

授業の様子②

2024年5月20日 19時03分

今回は2年生の実習の風景を紹介します。

まず1つめはCAD(キャド)と呼ばれる製図ソフトを利用した実習です。このソフトを利用すると色々な図面を手軽に描けるようになります。設計のプロも使用しているソフトなのですが、学校や一般の人でも気軽に利用できます。CADには某有名人(ビジュアル系アーティスト)も虜にする魅力があります。この実習には先があり、回数を重ねると自身が作成した図面を3Dプリンタを使って実際に作ってるところまでやります。下の写真は卒業生が実際に作った(この実習内ではないですが)作品です。

CAD 

3Dプリンタ① 3Dプリンタ②

続いては、トランジスタの増幅特性による実習です。何やら機材がいっぱい並んでいますが、簡単に言うと「スピーカはなぜ音が大きくなるのか」ということが分かるようになる実習です。小さなエネルギーを大きなエネルギーにすることはとてもすごい技術です!!

トランジスタの増幅特性

3つ目はシーケンス制御の実習です。こちらも配線がたくさん並んでいますが、シーケンスとは「あらかじめ決められた順序で処理を行うこと」で信号機の切り替わりやエレベータがどこの階に止まると効率が良いかなどを考える仕組みです。生徒は何やら難しそうと頭を抱えながら実習に取り組み始めますが、1時間後には「むちゃくちゃ簡単~」などと余裕の発言が出るようになります。

シーケンス制御

最後は電子工作の実習です。今回は講義の様子しか写真に納められませんでしたが、回数を重ねると実際に基板を作り、電子回路を制作します。下の写真はエッチングと呼ばれる基板作りに必要な工程を経て出来た手作り基板です。製品版よりは見劣りしますが、自分で作った基板は何ともいえぬ愛着が沸きます。

電子工作 電子工作基板