埋蔵文化財センターを見学しました
2021年4月22日 12時42分 鳥取県とっとり弥生の王国推進課より、「青谷上寺地遺跡出土品展示施設の設計に盲学校生徒の意見を聞かせてほしい」とのお声掛けをいただきました。本校生徒7名が意見を伝えることを決め、参考施設として鳥取県立埋蔵文化財センターを見学して視覚障がい者にとってどのような配慮、工夫があれば展示を楽しむことができるかを考えました。
見学の際は丁寧でわかりやすい説明で温かく迎えていただいたことに埋蔵文化財センターの皆様に心より感謝申し上げます。
さて、生徒たちの意見は以下のようなものでした。
・音声での展示案内は良かった。
・実物や復元品にさわって土器の肌触りを知ることができて良かった。
・蛍光灯、上からの光は良かったが、下からの光は眩しかった。逆光でパネルに反射していた。
・ガラスケースの位置がわかりにくいので表示が必要だと思った。
・点字での案内や紹介があるとわかりやすい。
・文字のコントラストが白地に黒、黒地に白文字だとはっきり見やすくなる。
・展示品の前に拡大鏡を置いてもらえると模様をしっかりと見ることができる。
・階段の模様と床、点字ブロックと床の色を違うものにしてもらうと判別しやすくなる。
これら生徒たちの意見を「インクルーシブな展示に関するワークショップ」で報告する予定です。