平成25年度入学式

2013年4月8日 12時57分

平成25年度 入学式式辞

今年は例年になく桜の開花が早く、初々しいい若葉の入学式となりました。

今年の入学生は小学部2名、中学部1名、高等部1名の4名の皆さんです。4名の皆さまご入学おめでとうございます。

小学部の廣田凌雅さん、山縣未空さん、ピカピカの一年生です。早く小学校部の生活に慣れてお兄さん、お姉さんと一緒に楽しい学校を作っていきましょう。

中学部の杉本康汰さん、学生服姿がにあっていますね。一段とたくましく見えます。中学では英語などの新しい教科や、部活動が始まりますが、早く中学部の生活に慣れて目標を定めて全国をめざしてください。

高等部の細田彩斗さんはひまわり分校中学部が出来て初めての生徒であり、本校へ初の入学生です。高等部になり一段とたのもしく感じます。よく知っている高等部2年生の先輩たちにいろいろ聞きながら早く自立できるように努力してください。部活動でも全国大会をめざしてください。

皆さんは、新しい希望に胸をふくらませて、この鳥取聾学校の門をくぐったことと思います。皆さんの入学を、後ろにいる在校生、先生方、学校中の皆が待っていました。今日から鳥取聾学校の児童・生徒は、幼稚部も合わせて23名となりました。

 ところで、新入生の皆さん、入学式にあたりお願いを一つお話します。

今年度も昨年度に引き続き鳥聾の「たちつてと」を目標にいつも頑張ってほしいということです。

「た」は、たのしく元気な鳥ろう。

「ち」は、力を合わせて頑張る鳥ろう。

「つ」は、伝えあえる鳥ろう。

「て」は、徹底して続ける鳥ろう。

「と」は、友達思いの鳥ろうです。

 そして、この鳥取聾学校で学んで良かったと胸を張って言える学校を皆で造りましょう。

特に11月14日には、中国・四国地区の聾学校の先生方、県内の特別支援学校先生方等多くの先生がみなさんの授業の様子を見にいらっしゃいます。しっかり勉強して立派に成長した姿や努力の成果を見ていただきましょう。

さらに、3月にはもっと大きくすばらしく成長した姿を見せていただきたいと思います。

 保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。

これから子ども達が学校生活を始めるにあたりお願いがあります。保護者の方々がいつも子どもへのよきアドバイザーであっていただきたいということです。誰しも親として生きるのは新米ですから、最良の助言は出来なくてもいいのです。ただ、子ども達と共に努力をし、子どものよき理解者あるいは話し相手であって頂きたいのです。子どもたちは、それだけで心温かくいられるものであり、がんばれるのです。 

最後になりましたが、ご多忙中にもかかわりませず、ご臨席を賜りましたPTA会長様をはじめご来賓の皆様に厚くお礼を申し上げます。

今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申しあげまして式辞といたします。

  平成25年4月8日                                                    

              鳥取県立鳥取聾学校長    後藤裕明