1学期終業式

2013年7月19日 14時58分

25年1学期終業式

今日で、71日間の1学期が終わりです。

今学期もみなさんに大きな病気やケガがなく元気に登校でき、また、先ほどの表彰伝達式でも多くの皆さんが表彰されたことをまずはうれしく思います。

 そして、今学期の大きな行事、遠足と運動会が天候に恵まれ、思い出に残るものとなりました。また、中学部・高等部の修学旅行もそれぞれ迷ったり困ったりはしましたが、自分たちで解決策を模索するなどして、自主的に行動でき、自立への大きな第一歩となりました。このように、学校内での勉強はもちろんですが、いろいろな行事を通して皆さんが少しずつでも成長してくれたことを大変うれしく思います。

 さて、私が学校の中で、気にかけてよく見ているところはどこだと思いますか?生徒玄関の下足場です。他の学校を訪問した折にも下足場の靴の整頓の様子を必ず見ます。

 私自身は、朝自分の靴箱に靴を入れた時、その靴を見てかかとがそろっているか注意し、そろえ直したりします。そろえることに一呼吸の一秒を使います。

 今、「自分の靴はきちんと整頓できている」と言える人は手を挙げてください。「よし、靴をきちんとそれえたぞ!」という一秒のほんの一呼吸の注意ができる人はけがをしたり事故にあったりはしません。慌てたり、イライラしたり、ボーとしていると靴をそろえることなどには注意が払えません。私が見てみるといろいろな人がいます。「そろえたぞ」と一秒を意識してきちんと揃えている人、何となくそろっているかなと思える人、そして乱れている人が時々あります。その場合、私は「今日は何か落ち着かないことでもあるのだろうか」とその人の一日の様子を気にかけています。

 一秒の「靴の整頓」は、ほんの一例にすぎませんが、朝の始まりに一呼吸を置いて自分なりに落ち着くと何事にも集中でき、他の整理整頓はもちろん、けがをすることもなく、落とし物・忘れ物も少ないものと思います。ほんの一秒、ほんの一呼吸を意識して何事をする場合でも落ち着いて、その上で、注意する力、集中する力を養っていきましょう。

 明日から38日間の夏休みです。今年の夏休みには特に自分の家や友達の家、あるいは旅先などで、「靴をきちんと揃える」ことを心がけてみましょう。そのことによりにより一呼吸の余裕をもって自分の心を成長させてください。そのほかに普段はなかなかできない家族との旅行や遊びなどの体験をしてください。

夏休みにはほかに生活のことやいろいろなきまりがありますが、いつものように先生はいません。みなさん自身で決まりを守って、事故のない楽しく思い出に残る夏休みにしてください。

 全員が8月27日に元気に登校してくれることを願っています。