鳥取聾学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
私は、校長の秋田易子(あきたやすこ)と申します。
鳥取聾学校勤務が4年目となりました。子どもたちと共に同じ時を過ごせることにあらためて感謝する毎日を過ごしています。本年度も鳥取聾学校・ひまわり分校の子どもたちを真ん中において、保護者・職員・関係のみなさまとつながり合って前に進んでいきたいと思います。みなさまの応援をよろしくお願いいたします。
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●本校は、今年度で本校(鳥取県東部)が創立114年目、ひまわり分校(鳥取県
西部)は30年周年を迎える長い歴史と伝統のある学校です。
●令和6年度の幼児児童生徒数・教職員数
〈本校〉
幼稚部 3人、小学部 5人、中学部5人、高等部8人、計21人。
教職員61人。あわせて82人。
〈ひまわり分校〉
幼稚部 4人、小学部 7人、計11人
教職員27人。あわせて 38人。
●創設者初代校長『遠藤董先生』の決意を受け継ぐ教育
★『いたずらに くちはてさじと いのるなり まなしかたまに くちなしのはな』
「人として内にすばらしいものを持っている盲やろうの人たちを、むだに朽ち果てさせてしまわないようにと、心から望み、考えている。」
遠藤先生の人間愛、盲・ろう教育への思い、創立の決意など、祈り・願いがこの歌に込められています。職員玄関に飾られたこの歌の書が、毎日私たちを見守り励ましています。
★「視聴只以真心」~誠意・真心~
遠藤先生が90歳のときに詠まれた「視聴只以真心」は玄関の碑に刻まれています。「よく見て、聴いて、真心をもって接していけば、かならずや人は心を開いてくれる」という意味です。視覚・聴覚に障がいのある方に寄り添うことの大切さ、人の心を動かすのは何よりも誠意なのですとの教えです。
★鳥取聾学校では遠藤先生の誕生日・命日でもある1月22日を「遠藤記念日」と制定し、遠藤先生の素晴らしい業績を忘れず感謝して毎日を過ごしています。
●令和6年度の合言葉は『鳥聾愛』『ひまわり愛』
・鳥取聾学校・ひまわり分校をもっと好きになって学校を自慢していこう!
・私たちの学校、私たちがつくっていく学校、卒業しても大人になっても懐かしい母校、心の港にしていきたい!
●令和6年度の8つの戦略
戦略1:『発信』→大人も子どももみんなで宣伝!鳥聾・ひまわりのよさ・魅力PR
戦略2:『ジョイスポ』のスタート→デフリンピック2025に向けて!
戦略3:入学選考(改訂)の実施
戦略4:手話言語によるコミュニケーション推進→ろう教員の全学部配置!
戦略5:新支援部始動→センター的機能のさらなる発揮!
戦略6:子どもたちの自治力アップ→思い・願いを生かし、やり遂げる経験を!
戦略7:OJT『とりろう塾』『ひまわり塾』→教え合い高め合う教職員集団!!
戦略8:風通しのよい楽しい職場にしよう!!
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子どもたちの学びと成長を支えていくために教職員一同が一丸となり、『チーム鳥ろう』『チームひまわり』として頑張ります! みなさま方の本校教育へのより一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申上 げます。
令和6年4月1日
鳥取県立鳥取聾学校 第24代校長 秋田易子