若桜学園では、週の初めとなる月曜日の朝に集会をしています。いつもはさくらホールでしているのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため集会ができなくなりました。そこで、4月20日(月)の朝は、児童生徒会長の山根永嗣くんが集会の代わりに放送で児童生徒によびかけました。。

今週24日(金)まで登校して来週から臨時休校になることを伝え、いつもと違った日々が続いていくことの話をした後、次のような内容の放送をしました。
さて、そんな変わり続ける日々の中で、僕はみなさんに「変わる」ことを恐れないでほしいと思います。これは今の世の中に限らず、勉強面、生活面でも言えることですが、今まで積み上げてきたものを別のものに「変える」ことに恐怖や不安が伴うのは当たり前です。しかし、変化=ハイリスクというのは、一概に正解とは言えないのではと思います。なぜなら、変化することとは、向上することでもあると思うからです。ゆえにみなさんの毎日が安定でなく挑戦の挑戦の毎日であってほしいと思います。そうすればきっと「自分らしくを 新しく」(生徒会スローガン)できるかもしれません。感染拡大の影響で主な学校行事が中止または延期になりました。残念と思うところもありますが、挑戦できるたくさんのチャンスがあると考えることもできます。誰しも経験したことのない状況だからこそ、ぜひこれまでの自分を「変えて」いきましょう。
この放送が終わると同時に、職員室は山根君への拍手でいっぱいになりました。
若桜学園の中学生の通学方法は、学校からの距離に応じて徒歩、自転車、バスの3通りに分かれています。4月16日(木)の朝には、警察の方に来ていただいて、自転車通学生の自転車点検をしていただきました。自転車通学生は、通学用のヘルメットを若桜町からいただいてそれを着用して通学をしています。鳥取県では、自転車に乗るときにヘルメットを着用することが努力義務化されています(これは中学生に限りません)。だんだん日が長くなってきましたが、交通ルールを守り、安全に登下校してほしいと思います。


4月13日(月)の朝のことです。1年生の教室に行ってみると、6年生4人が来て、1年生のお手伝いをしていました。ランドセルの中のものを自分の机の中に入れたり、先生の机の上に出すものの置き方を教えたりと、優しくていねいに教えていました。支援員の先生も教室にはいらっしゃるのですが、6年生が1年生一人一人をサポートすることで、6年生も成長していきます。朝の準備が終わり読書の時間になると、今度は6年生が教室の前に出て、本の読み聞かせを始めました。このような縦のつながりがあることで、子どもたちは多様な人間関係を構築し、豊かな心をはぐくんでいくことができると思います。少人数の若桜学園では、人数の少なさによる人間関係の固定化を心配されることがありますが、学年が進むにつれて縦の関係が変わっていきます。若桜学園では、この特徴を生かして、社会の変化に対応できるコミュニケーション能力をしっかり身に着けた子どもたちを育成していきたいと思います。