科学を創造する人財育成事業
科学を創造する人財育成事業
「科学を創造する人財育成事業」は、米子東高等学校生徒、県内・近県高校の希望生徒を対象として、最先端の科学に関する講演、数学コンテストや物理・化学・生物に関する実験体験をとおして、科学に対する興味・関心を高めるとともに、科学を追究することの意義や楽しさを理解させることにより、より高い知的創造力を育成し、もって地域の知的基盤の強化を図ることを目的としています。
令和5年度
令和5年10月14日(土)、「科学を創造する人財育成事業」を、本校を会場に、島根県からは出雲高校、松江北高校、松江南高校、鳥取県内は鳥取東高校、鳥取西高校、倉吉東高校、湯梨浜学園高校の総勢69名の生徒の皆さんの参加を得て、開催しました。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
令和4年度
令和4年10月15日(土)、「科学を創造する人財育成事業」が本校を会場に、島根県からは出雲高校、松江北高校、松江南高校、鳥取県からは鳥取東高校、鳥取西高校、倉吉東高校、倉吉西高校、湯梨浜学園高校の総勢82名の生徒の皆さんの参加を得て、開催されました。
午前中の講演会では、広島大学大学院統合生命科学研究科 山本 卓 教授から講演いただきました。演題は「ゲノム編集とは何か~SDGsの達成に不可欠な技術革新~」で、ゲノム編集技術の理解に必要な基礎知識に加え、様々な応用が検討されていることを分かりやすく説明してくださいました。
講演後の質疑応答では、ゲノム編集によって人間の寿命を延ばすことはできるかなど多くの質問がなされました。講演を通して、この技術の可能性や今後さらに理解を広めていくことの大切さを学ぶことができました。
午後は数学コンテストを含め11分野での科学実験等が行われ、本校生徒(希望者)と他校の生徒が切磋琢磨しながら、科学や数学を探究する楽しさを体験しました。
数学コンテストは3人1組のグループに分かれ、難易度別の問題を制限時間内に解き、その早さを競うコンテストでした。徐々にレベルが上がっていく問題に頭を抱えながらも楽しんでいる様子でした。今年度の優勝は松江北高校2年生グループでした。
物理分野は「物理チャレンジ実験問題への挑戦」がテーマでした。
東京大学理学部教授 物理オリンピック日本委員会理事長の長谷川 修司先生にご指導いただき、赤・緑・青色LEDの発光に要する電圧など実際に電子回路を作って実験しました。
化学分野は「ガラス細工に挑戦」がテーマでした。
ガラスを熱して、ガラス細工を作成することに挑戦しました。
生物分野は「ブタの腎臓の解剖と鳥類の比較」がテーマでした。
人の腎臓に似たブタの腎臓の観察を通じて、生物多様性について理解を深め、生命の尊さを体験しました。
地学分野は「星取県で天体観測を楽しもう♪」がテーマでした。
天体観測について学び、簡易型の天体望遠鏡を組み立てました。
家庭分野は「パンケーキの科学」がテーマでした。
実際にパンケーキを作りながら、ふわふわの科学に迫りました。
情報分野は「Raspberry Pi+センサーで身近なデータを集めてみよう」がテーマでした。
シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」にセンサーを付けて、音などを検出する実験を行いました。
「NASAゲーム&マシュマロチャレンジ」では、パスタとマシュマロで高い塔を作るマシュマロチャレンジに加え、NASAゲームで月面から帰還する方法を考えるゲームを行いました。
また、本校生徒のみを対象として、地歴巡検「東高周辺を歩いてみよう!」、美術室で生物スケッチ、コミュニケーションワークショップ の講座も開講され、好評を得ていました。
多くの学びとチャレンジが楽しい雰囲気の中でなされ、「科学を創造する人財育成事業」の充実した一日は終了しました。
各校から来校された82名の皆さん、楽しんでいただけましたか?
ご来校、ありがとうございました。
令和3年度
講演後の質疑応答では発明力・発想力をあげるためにはどうすればよいかなど質問が生徒から投げかけられ、先生からアドバイスをいただきました。
講演をしていただいた植木先生の御協力により、今年度は医学分野が特別開催されました。テーマは「医療体験☆超音波や注射器、内視鏡を操作してみよう!」でした。医療機器の原理を学びながら体験実習に挑戦しました。
また、本校生徒のみを対象として、雨の中での地歴巡検(テーマ「東高周辺を歩いてみよう!」)、美術室で生物スケッチの講座も開講され、好評を得ていました。
ご来校、ありがとうございました。