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SSHニュース

山陰海岸ジオパーク

2017年7月29日 10時00分

土曜活用事業「山陰海岸から日本海の成り立ちが見えてくる」
期日:2017年7月29日
参加生徒数:8名



乗船式のあと,鳥取港を出航し,右手に鳥取砂丘を望みながら田後港沖を目指します。やや,ゆれがありますが船酔いまでにはならず,「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」の金山恭子学芸員補の解説を聞きながら,気持ちのよい航海となりました。

海から眺めた砂丘の風景です。船でなければなかなか観察できません。
金山さんの解説で,砂丘の形成過程や千貫松島の花崗岩及び洞門の観察,菜種五島・城原海岸の花崗岩の礫浜と石英砂の砂浜の観察。石英斑岩の柱状節理の観察を行いました。

田後港沖で操船体験をしました。約500トンのわかとり丸が参加者の操舵により航路を変えます。車と違い,風や海流の影響,500トンの船そのものの慣性がありイメージと違う動きになります。

田後港沖で停泊し,昼食の後,海洋観測を行いました。観測項目は,表層水温,海底サンプル採取,透明度,水色です。また,センサーを水深40mまでおろし,1mごとに水深,水温,塩分濃度を測定する等本格的な海洋観測も行いました。さらに,採水器で水深20m付近の海水を採取した後,COD,アンモニウムイオン濃度など各種水質検査も行いました。いずれの検査項目も大変低い値となり,大変きれいな水質だとわかりました。