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土曜活用事業「山陰海岸から日本海の成り立ちが見えてくる」

2019年2月27日 09時13分

土曜活用事業「山陰海岸から日本海の成り立ちが見えてくる」
期日:2018年9月22日
参加生徒数:16名
実習船若鳥丸に乗り、宍道湖中海ジオパークを通して科学的に見て特別に重要で貴重な地質遺産を体験的に学習してきました。
 
無事安全に学習を終え戻ってこれるよう、また気を引き締めて船での実習に挑めるよう乗船式を行いました。
その後、境港にある若鳥丸岸壁を出港し、中海を目指します。
   境水道の幅の狭い水路を進んでいきます。船長さんの細やかな指示のもと船は進んでいきます。
中海に到着し、調査を行いました。今回は浚渫窪地の2カ所で調査を行いました。

 

透明度板を投げ入れ、水の透明度を測ります。
 
重りの先にグリスを塗布し、水底に沈め引き上げます。ヘドロのようなものや貝などが付着しており、そこから水底にどのようなものが沈殿しているのかがわかります。


 
海水をくみ上げ、水温を図った後、水質測定テストを行いました。硝酸、亜硝酸、CODの濃度を海水と反応させた薬品の色から把握します。

 
天候にも恵まれ、波も高くなく絶好の実習日和でした。中海を抜け島根半島に向かいます。
 
道中、船の設備を説明していただきました。
 
船長、航海士の見守る中、操舵をさせていただきました。自分でこのような大きな船を動かすまたとない機会です。
  


島根半島は2000万年前に日本列島の一部とともに大陸から引き離されました。その後1200年前に中国山地からの土砂が積もり、今のように陸続きの形になります。
その地形の変動の特徴はは今も様々なところに残っており確認することができます。
 
無事に実習を終え、若鳥丸岸壁に戻ってきました。
下船式・解散式を終え記念品をいただきました。

生徒の感想
・あまり見ることのない美保の方まで行く事ができ、自分の地域の様子についてより知ることができた。
・海から見た山陰海岸の様子と、陸から見る様子とでは異なって見えた。
・中海が思っていたよりも汚れていたので、環境を守っていこうと思いました。
・船の上にある海底を調べる道具や、透明度を調べる道具を使うなど多くの貴重な体験ができこれからのことに生かしたいと思った。
このように地域の自然の素晴らしさとともにその環境を守っていく大切さについて学ぶまたとない機会となりました。