下山キャンプ場で小石を詰めた土嚢を預かります。
ビニール袋に入って小さく見えますが、重さは6kgくらいあります。
肩ベルトの太いメインザックに入れて、出発。


この日は絶好の登山日和。とても多くの登山客で、夏山登山道は渋滞です。
元気な山岳部員は、どんどん追い抜いていきます。さすが！


昨晩からよく晴れたせいか霜がおりて、低木が樹氷のようになっています。
あまりの美しさに、「うわ～」とか「ひゃ～」くらいしか言葉が出ません。


八合目を過ぎた水たまり付近に土嚢を置いて、今日の作業は終わり。
その後はもちろん頂上へ。弓ヶ浜がきれいに見えます。
頂上も登山客でいっぱいでした。3歳くらいの小さな子供も頑張って登っていました。
この日に登らないなんて、もったいないですね。


剣ヶ峰も神秘的な美しさです。烏ヶ山も見えます。


昼食。カップ麺に茹でたウインナー乗せ。たまりません。


帰りは元谷経由。


奥宮周辺はまだ紅葉がきれいです。


金門もご覧のとおり。


南光河原。今が一番きれいかもしれません。
ボランティアに参加し、素晴らしい景色も楽しめ、いいことばかりの一日でした。

開会式


テントの設営審査後。このあとはペーパーテストです。


炊事審査。この日は鍋でした。美味しかったそうです。


登山行動開始前の整列。あいにくの曇天。
台風の接近で天候が持つかと心配でしたが、本降りになる前に下山できました。
規定時間もクリアできました。
一年生主体のチームなので、順位はさておき、今後の成長が期待できます。

笹尾根はやや紅葉が始まっています。
ブナの林を快適に歩きます。


立烏帽子山から池ノ段方面。紅葉が始まっており、きれいです。


池ノ段から北方面。出発地の県民の森、これから行く烏帽子山や毛無山が見えます。


秋が深まってきている登山道。気持ちがいいです。


比婆山山頂。近くには伊耶那美命の御陵があります。
中国山地の多くの山は、山頂でもこのようななだらかな山容です。


毛無山山頂より北方面。春に登った船通山が見えます。大山は雲がかかって見えません。


毛無山の山頂に、たくさん咲いていたリンドウ。


幕営地となる金屋子広場がゴール地点。サクラが紅葉しています。
紅葉は大会の頃が見頃でしょうが、大会本番は景色を眺めてゆっくり歩くだけの精神的・時間的余裕はおそらくありません。
変な話ですが、踏査が一番楽しかったりします。
この日は暑くもなく、登山日和。多くの登山者が山域を楽しんでいました。

開会式。6校14パーティ、52名の参加です。
米工は2パーティ、7名の参加です。


設営。10分間で、すべての設営を完了します。
時折強い風が吹き、袋等を放置すると飛んで行ってしまいます。
日頃の練習がとても大切です。


炊事。1班はカレー。2班はポトフです。
慣れてきたせいか、手際がいいです。
しかし、1班はカレーの水の量が多すぎ、薄いシャバシャバのカレーに。
たまたま持っていたコンソメと塩コショウで難を逃れました。
問題が起こっても、自分達で何とかして解決しなければなりません。こういった問題解決体験は確実に生きる力を養います。


翌日。5時起床、6:50出発。写真はチェックポイント２の氷ノ山山頂。
コース状況は悪いですが気温は低く、体力的には悪くないコンディションです。
コースも短縮し、キャンプ場・仙谷コース登山口・自然探勝路・三ノ丸・山頂・氷ノ越・キャンプ場と歩きます。距離は10kmくらいです。


1班山頂到着。小屋の中で小休止しています。


2班山頂到着。少し疲れ気味。元気な女子パーティに追い付かれています。
風が強く、雨は横殴り。濡れた体は止まれば寒くて凍えてしまいます。
路面はズルズル滑ります。歩行技術は筋力、集中力、バランス感覚が必要です。

結果は、米工は2パーティとも踏破し、予定した日程をすべてクリア。規定時間もクリアできました。
10月27～29日に比婆山で開催される第57回中国高等学校登山大会の参加資格を得ました。
まだまだ課題は多くありますが、１つずつクリアし、中国大会に備えます。

博労座駐車場で受付をし、汚泥を入れるボトルとゼッケンを受け取ります。


ザックの背にゼッケンを貼り、出発。
一木一石運動の石も、持って上がります。


ほぼ快晴の、登山日和。


頂上小屋で、持って上がったボトルに汚泥を入れてもらいます。
重さは2kgほどです。


博労座駐車場に戻り、汚泥を渡します。
参加記念証、日帰り温泉入浴券、缶バッジ、ミネラルウォーター、冷えた飲料水、開山1300年イベントのチラシなど、たくさんいただきました。

この日は本校以外に鳥取工業高校、境港総合技術高校も参加。
３校で44kgの汚泥を下ろしました。高体連登山部だけで、１割の汚泥を下ろしたことになります。
今後も参加を続けたいですね。

矢筈ヶ山頂上より大山東壁。標高1400mくらいからは雲ですが、雨を降らせるものではないです。


これから行く小矢筈と甲ヶ山。見た目は難所に見えますが、歩いてみるとそうでもありません。


甲ヶ山の直下の岩場で小休止。歩いてきた矢筈・小矢筈のツインピークが見えます。
少し曇っているので、あまり暑くありません。


フリクションの効く登りやすい岩場を三点支持で登り、甲ヶ山山頂に到着。
北東方向は鳥取県中部が一望できます。東部の山々も見えます。


甲ヶ山山頂より北西方向。弓ヶ浜半島、島根半島がよく見えます。


稜線で野イチゴを発見。多分、クマイチゴです。美味しそうですね。


甲ヶ山からの、嫌になるほどの長い急斜面を下ると、甲川の源流近くに着きます。
ここまで長い距離を歩いて火照った体には、最高の涼です。
尻もちをつかなかった生徒はいたかしら。膝も笑う頃です。
生徒は裸足になって足を冷やしたり、頭から水をかぶってクールダウンしたり、飲料水を冷やしたりと、天然の涼を満喫。
ここの気温は午後2時で24度。水は痛いほど冷たく、水温は12度ほどでしょう。


水中に25mmくらいのトンボの幼虫。ひょっとして生きている化石、ムカシトンボかも。

後ろ髪をひかれる思いでこの避暑地を去り、香取へ帰りました。
生徒からは「また来たいっす！」の声。何度でも行きましょう。
この日は10.5kmを休憩を長めにとりながら正味7時間ほどかけ歩きました。
天候も良く、岩場の歩行技術のよい練習になりました。
学校に帰ると気温は35度。夏は甲川に住みたいです。

・県外合同合宿は中止に
県内高校登山部の県外合同合宿は、今年は槍ヶ岳を予定していましたが、台風5号の接近により中止に。
これまでトレーニングも含めて万全の準備をしてきただけに残念ですが、楽しみが先延ばしになったと思えば気も楽です。
山は逃げません。

南峰の取り付きです。ここは、ミネラルウォーターのCMで、あのミュージシャンが腰掛けていたところです。


山頂で大休止。大山はまだ少しガスってます。


晴れると、荒々しい槍尾根がよく分かります。
大山の南壁と東壁が見えるこのアングル。素晴らしいです。


擬宝珠山にも足を伸ばしました。再びガスに覆われ、なにも見えなくなりました。
当初は烏ヶ山から象山、擬宝珠山と縦走し、奥大山を満喫するつもりでしたが、新小屋峠から象山のルート上に蜂の巣があるとのことで、象山をカットしました。
この日の鏡ヶ成の気温は、14時で25℃。下界に戻るのをためらいます。

宝珠尾根のアカモノの花はもう終わり、実をつけています。


ヤマアジサイ。標高の低い、700~800mの道路沿いにも咲いています。


アザミ(下界のものより、かなり大きい)にアカタテハ(多分)がとまっています。


咲き始めたクガイソウです。この時期の代表的な花です。もう少ししたら見頃です。


振子沢の斜面には、オオバギボウシの群生。若葉は山菜としておなじみですが、この場所での採集はもちろんダメです。
奥の山は、烏ヶ山です。


北壁も、夏の姿に。
ユートピア避難小屋付近の気温は21～23度でした。

イワカガミが咲き始めています。


矢筈ヶ山山頂からの大山と烏ヶ山。この日は快晴。
残雪と新緑、空の青さがすばらしいです。
圧倒的な迫力と美しさ、生徒達としばらく眺めていました。


山間でも20℃近くまで気温が上がり暑い日でしたので、川床でひと息。
雪解けの水は冷たく、顔を洗うと最高の気分でした。