行動前です。60名弱の参加。
カヌー水辺公園から女人堂、三角山、おおなる山、鬼ヶ乢、洗足山、金屋と歩き、ここに戻ってきます。
約10kmの行程です。
前日は遠足で11km歩いているので、ウォーミングアップは完璧です。


三角山の頂上。神社があります。ここまでの上りはとても急で、初心者には堪えます。


尾根を進みます。アップダウンが多く、標高の割には体力が必要です。
足場はしっかりしているので、歩きやすいです。


洗足山の三角点です。
頂上ではありませんが、ここは見晴らしが良く、大休止しました。
三朝の方向、遠くには三国山や高鉢山の残雪が見えます。きれいですね。


一年生、かなり疲れています。３年生は散歩のように軽やかです。


カヌー水辺公園に帰ってきました。一年生はグッタリです。一息つきます。


16時には炊事です。早いと思われるかも知れませんが、この日は5時に起床しています。
10kmの山行でお腹はペコペコです。


本日のメニュー。ご飯とポトフです。生肉は持って行けないので、スパムと魚肉ソーセージで代替します。
ポトフは材料を切ってコンソメと塩こしょうで味付け、簡単です。米も上手に炊けました。


「ウマいっす！」と一年生。そりゃそうさ。
たっぷり６人分を３人でぺろりと完食。

天候にも恵まれ、一年生は初めての山で全ての行動を完遂できました。
二泊三日を自分達の力だけで衣食住すべてやり遂げたことは、大きな自信となったでしょう。
課題も多く見つかりましたが、県総体に向けて一つずつクリアしていきます。

ルートは2つありますが、高校生なので健脚コースを行きます(顧問は40代)。
沢沿いに登って行きます。雪解けの水は冷たいですが、コケの緑や木々の芽吹きが春を感じさせます。
この小さな流れが集まり、日野川となります。こちら日南町は日野川水系です。


40分ほどで山頂到着です。
スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治したとされる日本神話ゆかりの地です。
快晴なら遠くに大山や日本海が見えますが、今回は拝めません。
それでも眺望は素晴らしいです。


西には横田の町が広がります。
船通山の稜線を境に、北西は斐伊川水系となります。分水嶺ですね。


単純な往復は面白くないので、下りは一般コースを歩きました。
春うららかな、気持ちの良い陽ざしと柔らかい風。
フキノトウもたくさん芽を出しており、春の訪れをたっぷり堪能できた山行でした。
新入部員も、息を切らせながらも楽しんでくれたようでした。
もう少ししたら、カタクリがその可憐な花を咲かせることでしょう。
本日の行動は4.2km。標高差は440m。
次はカタクリを拝みに毛無山かな。

積雪期は環状道路が閉鎖されているので、奥大山スキー場から歩きます。
積雪はまだ1.5mはあります。ブナ林を歩きます。
非常に緩斜面かつ締まった雪なのでスノーシューは不要と判断し、ツボ足です。
氷点下の雪面はパリッとしていて快適に歩けます。


最後の急登に息を切らしながらキリン峠近くの1405mピークに着きました。槍尾根がとても近くに見えます。
このアングルからの大山は、ここからしか拝めません。


登ってきた方向。奥大山スキー場は彼方です。遠くに三平・毛無山の連なる尾根が見えます。
この日は天候が良いので、ここからスキーやスノーボードで降りる人が多かったです。


烏ヶ山方向。昔はここから烏ヶ山まで縦走できたらしいです。


矢筈ヶ山方向。先週は左から延びる振子の尾根との間の大休峠に行きました。
このあとは駒鳥小屋に向かい、屋根まで埋まった小屋を確認して昼食をとって帰りました。
この日の行動は8.6km。天候は良く、とてもいい山行でした。

大休峠は大山を北側から見ると矢印の低い所です。大山滝のある琴浦町一向平に通じる峠ですね。


香取農協のすぐ裏から行動を開始します。スノーシューという洋式のカンジキを履いて歩きます。これを履くと、足があまり埋まりません。


普段の林道も1mはある積雪で覆われています。緩斜面のブナの林をサクサクと快適に歩きます。
気持ちがいいです。


大休峠の小屋に到着。１階の玄関は埋まっています。
小屋に入るとしたらロフトの窓からですが、この日は天気が良かったので、外で昼食です。
青空の下でいただくカップ麺とコーヒー。たまりません。


小屋から西側の絶景。
右から野田ヶ山、三鈷峰、振子山、振袖山。中央の振子山の奥が大山主峰です。
ユートピア小屋や親指ピークも見えます。最高の景色です。
このあとは来た道を帰りました。
行き2:15、帰り1:30、距離11.7kmの散歩でした。

開会式。登山隊長よりあいさつ。
装備の確認、体調や天候に留意し、山行することを念押しします。


雪上に設営します。足で雪を水平にならすのがとても大事な作業です。
デコボコしていたり、坂になっていると、テント生活が著しく不快になります。
普段、平らな所に当たり前に生活していることを、とてもありがたく思う瞬間です。
二年生は経験を積んでおり、上手に設営できました。
シュラフは二枚、マットも厚めに用意し、寒さ対策も完璧です。


雲一つない快晴なので、弥山を目指し夏山登山道を歩きました。枝に着く氷雪がきれいです。
氷雪は風上に成長します。


六合目から登山道を見上げます。太陽が顔を出し、神々しいです。


７合目付近からの稜線。左手の別山が浮かび上がって見えるのも、雪山ならではです。


木道がある辺りからは、なだらかになります。


弥山頂上から美保湾方面です。
弓ヶ浜、島根半島、中海に浮かぶ江島、宍道湖がハッキリ見えます。
最高の眺望です。


弥山山頂から縦走路剣ヶ峰方面。烏ヶ山、蒜山が見えます。


下りは元谷へ下りました。北壁がとても美しいです。
この夜は暖かく、深夜から雨となりました。
今日のような快晴は本当に少なく、このタイミングで登れたことはとても幸運でした。

屋根の積雪はご覧のとおり、150cmはあります。



脚立を使って屋根にアプローチです。自分に向かって雪をかかなければならず、辛い作業です。


除雪作業開始。かいていない雪より先に軒のほうに行ってはいけません。落雪に巻き込まれることがあるからです。
雪より後ろなら、万一落ちても人が埋まることはありません。
また、除雪は必ず２人以上で行動し、万一の事故に対応できるようにします。
作業を10分も続けると、汗だくになります。


３時間後、除雪が終わりました。
除雪した屋根の雪は地面と繋がって坂のようになるので、屋根から下りるときは脚立が要りません。


きれいに除雪できました。次の日の筋肉痛は避けられないでしょう。


除雪の途中で食べた昼食。
登山の部活動では、食事は最も重要な活動の一つです。休んでいるように見えても、休んでいません。
スピーディに作れ、重量が重くないメニューを考えること。
失ったミネラルと栄養を取り戻し、以後2時間程度の活動エネルギーの主補給ができること。
そして食事の味と暖かさは疲れを大幅に軽減し、チームの団結力を高めます。
この日は釜揚げうどん。
山小屋の中でストーブを焚き、大鍋でうどんをゆでます。
ネギ、油揚げ、鰹節、卵、ショウガ、だし醤油のたっぷり薬味に、釜揚げの熱々うどんを入れ、釜玉風にして食べました。至高の味でした。
食べたくなったら、山岳部に入りましょう。

他校の顧問２名と八橋警察署からの２名と共に、下山キャンプ場の状況、夏山登山道と頂上避難小屋の状況、元谷方面の状況を調べてきました。


三合目付近です。登山客は数名、積雪は50cm程度でしょうか。
二日前からの寒気で積もった新雪は乾いて軽く、歩きやすいです。


五合目付近から日本海方面です。遠くに見える山は船上山。日本海も見えます。
気温は-3℃程度と、暖かいです。頂上から下山される登山客もちらほら(午前10時くらいです)。


頂上避難小屋です。70cm程度の積雪です。雪かきすることなく小屋に入ることができます。
気温は-5℃、やはり暖かいです。風も強くありませんが、ガスって何も見えません。
小屋には20名程度の登山者がおられました。どなたも装備は良く、問題ありませんでした。
このあとは元谷を下り、避難小屋を確認しました。
この日は天候が良かったので、多くの登山者がありました。
登山をされる際は、見合った体力と装備、登山届の提出、経験者との同行、携帯電話等の携行を忘れず、計画的かつ無理をしない山行を心がけましょう。

中の原ゲレンデを上り、宝珠山を目指します。
ナナカマドが色づいています。


登山道はまったく問題なしです。
６合目あたりは紅葉の真っ最中ですが、例年に比べると鮮やかさはありません。


上宝珠越より上部は紅葉は終わっています。
ナナカマドの赤だけが、主張をしています。ダイセンキャラボクも赤い実を付け、「食べてくれ」と言わんばかりでした。


ユートピア小屋から大休峠方面。紅葉しています。
親指ピークも大丈夫そうです。


帰りは奥宮を経由し、せっかくなので金門からの景色を臨みました。
まあまあ紅葉しています。


快晴で絶好の登山日和でした。大山寺周辺も、まるで上高地のような人々の賑わいでした。
登山道調査はまったく問題なく、ただの紅葉狩りとなりました。
夏山登山道は、渋滞だったでしょうね。

沖縄付近の台風の影響で気温は摂氏30度と、季節外れの堪える暑さでした。
桂木山登山口から鬱蒼とした林を進んで桂木山山頂へ、ガスって何も見えません。

霧が晴れれば、眼下に広大な秋吉台が広がるはずでしたが、残念。
急勾配のずるずる滑る下りに辟易しながら、大正洞方面へ進みます。

大正洞の森林を抜け、振り返るとガスってたはずの桂木山が晴れています。タイミングが悪いです。


山頂での眺望がなかったことを拗ねながら大正ヶ岳を抜けると、待ち受けていたのはごらんの絶景。

桂木山で見えなかったぶん、感動も大きかったです。
広大な秋吉台に、我々人間の小ささを改めて実感します。
窪んでいる場所はドリーネと呼ばれます。カルスト台地は雨でとかされ、地下に大きな空洞を作るため、このように窪むのです。

まるでW*****s7の壁紙ような風景ですね。

車で道路を走ると数分で通り過ぎてしましますが、秋吉台の中を歩くことで、まさに浸食されつつある石灰岩に触れたり、ドリーネを間近に見ることができます。

長者ヶ森を抜け、秋芳洞でゴールです。
この日は約15kmを歩きました。地形図を睨みながらゆっくりと踏査しましたが、サブザックの身軽さで5時間かかりませんでした。
秋吉台に行かれたら、ぜひ歩いてみてください。長者ヶ森から秋芳洞までなら4kmほど、歩いても1時間です。コースはよく整備されており、散歩に最適ですよ。