R3年度電気科課題研究計画
2021年8月16日 14時32分 [管理人]R3年度電気科課題研究計画.pdf
去る7月24日、多くの中学生を迎えて、「中学生体験学習」を午前、午後の二回実施しました。
電気科ではどのような内容を学習するのか、在校中にどのような資格がとれるのか、そのような進路先があるのか(先輩たちが就職している企業や、進学している学校)、などの説明を聞いてもらいました。
その後、二班に分かれて次のような体験をしてもらいました。
1)電気工事体験
一階のスイッチからでも二階のスイッチからでも、電灯を付けたり消したりができるようになっていますが、同じ配線工事を体験してもらいました。
中学生の指導には、昨年(2年生のときに)「第二種電気工事士」の免状を取得した3年生があたってくれました。やさしく教えてくれたでしょうか?
2)施設見学
発電機やモータ、雷を起こす装置など、電気科ならではの装置を見てもらいました。
3)電子工作体験
はんだ付けをしなくても電子回路を組むことができる、「ブレッド・ボード」という基板を使って、センサーに光が当たらなくなるとLEDが点灯する回路を作ってもらいました。
4)ロボット紹介
電気科で2年間勉強したことを活用して、3年生がロボットを作っています。
6月末に行われた大会に出場したロボットの紹介も聞いてもらいました。
電気科では、電気の作り方(発電)、電気の送り方(送電)、電気の使い方など幅広く勉強します。
また、電気科で取ることのできる資格は、ほとんどが「その仕事をするためには、この資格が必要」というものです。
今回の体験が、何かの形で今後の進路選択に繋がれば、と思っています。
2月1日(金)と4日(月)、東山中学校に、母校(東山中学校)の卒業生を含む5名の3年生と、教員3名がお伺いし、2年生の4クラスで2018年度の出前授業を行いました。
生徒さんには、「単3電池」と「ネオジウム磁石」、そして「銅線」を使ってのモータ作りに挑戦してもらいました。
こつをつかんですぐにモータが回った生徒さんや、長時間高速で回り続けるモータを作った生徒さん、アートの要素が入ったモータをつくった生徒さんもありました。
慣れない太い銅線に苦戦です。 ロータ(回転するところ)はそっと置きます。
アートな作品の一つです。
全ての生徒さんが授業時間内でモータを回すことができましたが、それだけではなく時間いっぱいまでいろいろな工夫をする姿が見られました。
1月21日(月)、3年生が1年間取り組んだ内容を、テーマごとの6つの班に分かれて発表する、「電気科 課題研究発表会」を行いました。
1)テクノボランティア(ボランティア) 班
「ボランティア」ってなに? から勉強を始め、学校内の清掃、近隣住宅の清掃、近くの保育園のペンキ塗り、等、様々なことをやってきました。
毎回、終わった後の「ありがとう」の言葉に励まされ、一年間頑張ることができました。
2)競技用ロボットの製作 班
10月21日(日)に、「山口きらら博記念公園多目的ドーム」で行われた「第26回全国高等学校ロボット競技大会 山口県大会」に出場するために、ロボットを製作してきました。
夏休み返上で、人が操縦する「リモコン型」と、プログラムによって自分自身で動いていく「自律型」の二種類のロボットを製作してきました。
発表の中では、実際のロボットによるデモンストレーションもあり、会場を沸かしていました。
3)テクノボランティア(電気工事) 班
昨年(2年生の時に)「第二種電気工事士」の免状を取得したメンバーにより編成された、もう一つのテクノボランティア班です。
近隣の保育園に出かけて、電気工事をさせていただきました。
作業の大変さを感じるとともに、電気のありがたさも感じた一年間でした。
4)LEDを用いた電子工作 班
LEDを使って、実際に使っていただいて役に立つものを製作しました。
バスケットボールの試合で使用する「ショットクロック(24秒計)」の置台を製作しました。
完成したものは「米子南高校」に寄贈し、実際に試合でも使っていただいています。
バスケットボールの試合で使用する、「ファール表示器」と「ホーン」、「ボールポゼション表示器」の機能を一台で実現する機器を製作しました。
ここ数年、毎年改良を加えていますが、今年は昨年度のものの「65%」までの小型化ができました。
こちらも、実際に西部地区のバスケットボールの試合で使っていただきました。
5)レスキューロボットの製作 班
今年の3年生が生まれた2000年は、10月に鳥取県西部地区を震源とした大きな地震が発生した年でした。
地震が起きたときに、被災地に取り残された人々を救助できるようなロボットを。毎年神戸市で行われている「レスキューロボットコンテスト」に向けて製作してきたロボットについて発表しました。
異なる役割を持った1号機、2号機、3号機、それぞれの役割、特徴、製作にあたっての苦労したところなどについて、発表しました。
「レスキューロボットの製作」班の6名は、1月31日に行われた「課題研究全体発表会」にも、電気科の代表として参加、3年生全員の前で発表してくれました。
6)電子回路の設計と製作 班
2年生の実習でも、実際に電子回路の基板を作ってみるのですが、今回は「どこまで基板を小さくできるか!」、にこだわってみました。
何回も回路図を書き直し、最初に作った基板の1/3まで小さくすることができました。
今年の発表会も、来年取り組む2年生や、1年生に参加してもらいました。
できたことの報告はもちろんですが、3年生からは「こんなことに苦労した」、「こんなことには注意しよう」、「これはできなかったので、来年やってみて」、など来年取り組む2年生に向けてのメッセージもたくさんありました。
1月31日(木)、本校会議室で「課題研究全体発表会」が行われました。
先日も電気科の課題研究発表会を行いましたが、こちらは本校の5つの科(機械科、電気科、情報電子科、環境エネルギー科、建設科)からそれぞれ代表として選ばれたグループ1つづつが、一年間「課題研究」の授業で行ってきた内容、成果等を、3年生全員の前で発表するものです。
今回来賓として、学校関係者評価委員、学校評議員、地域委員、また保護者の方々にもお越しいただきました。
電気科の代表としては、昨年6月末、8月頭に神戸市で行われた「レスキューロボットコンテスト」に向けてのロボット製作を行った「レスキューロボットの製作」班が発表しました。
製作した3台のロボットも展示しました。
年末に行った、「鳥取環境大学」とのミーティングで披露したデモンストレーションの様子も動画で紹介しました。
デモンストレーションの準備です。
スクリーンに投影されているのは、パソコンの操縦画面です。ロボットに搭載したカメラの映像を頼りに操縦します。
デモンストレーションです。皆さんに見ていただけるよう、床の上で動かすロボットをカメラで撮影し、スクリーンに投影しました。
2月1日から自由登校に入る三年生にとっては、これから迎える「卒業式」を除いて、三年間最後の大きなイベントでした。
発表を無事に務めた四人、体調を崩してしまって当日参加できなかった二人、一年間を通しての六人での頑張りの成果です。
本当にお疲れ様でした。
先週頭に本校の二学期末考査が終わったばかりの、12月8日(土)、9日(日)、「第一種電気工事士 技能試験」と「第二種電気工事士 技能試験(下期)」が行われました。
本年から47都道府県全てに試験会場が開設されるとともに、これまで年二回の試験のうちどちらか一回しか受験ができなかった「第二種電気工事士」は、どちらの試験も(最大年二回の)受験ができるようになりました。 (第一種電気工事士の試験は、年一回しか行われませんので、この時期にしか受験できません。)
受験のために、電気科2年生、3年生それぞれが鳥取市の「公立鳥取環境大学」、松江市の「ポリテクカレッジ島根」、「ポリテクセンター島根」、「島根県民会館」まで行ってきました。
夏休み中から筆記試験の補習をはじめ、11月に入ってからは技能試験の補習を行ってきました。
(写真は第一種電気工事士技能試験の補習の様子)
今回の試験結果は来年1月18日(金)にWEBで発表されます。
多くの生徒が合格していることを期待します。
これまでの結果は、電気科の掲示板をご覧ください。、
「資格取得(第一種電気工事士)https://www.torikyo.ed.jp/yonagoko-h/index.php?key=bb3cemyfz-39#_39
「資格取得(第二種電気工事士)https://www.torikyo.ed.jp/yonagoko-h/index.php?key=bbeoo4lni-39#_39」
平成30年12月 5日(水)、鳥取県電気工事業工業組合様より25名の方にお越しいただき、本校で「平成30年度 電気工事業界理解促進交流研修会」が行われました。本校からは、電気科2年生38名がお話を伺いました。
2018年11月14日(水) 電気科2年生が、鹿島町(島根県松江市)の「中国電力 島根原子力発電所」を見学させていただきました。
「原子力館」で講演を聴き、体験学習をさせていただいた後バスに乗って、普段は入ることのできない「発電所敷地内」や「操作シミュレータ」の見学をさせていただきました。
東北地方太平洋沖地震発生後に強化された多くの安全対策のなかでも、特に津波対策の防波壁はその大きさに圧倒されるようなものでした。
夏休みに入って初めての日曜日だった7月22日、「第二種電気工事士 技能試験」受験のために、電気科2年生、3年生が松江市の「くにびきメッセ」まで行ってきました。
6月末の一学期期末考査が終わってから、本格的に補習を行ってきましたが、実力が出し切れたでしょうか。
これまでも上期、下期、年二回の試験が行われていましたが、昨年度まではどちらか一回しか受験ができませんでした。本年度から、どちらの試験も(最大年二回)受験ができるようになりました。
今回の試験結果は8月20日(月)にWEBで発表されます。多くの生徒が合格していることを期待します。
これまでの結果は、電気科の掲示板、「資格取得(第二種電気工事士)https://www.torikyo.ed.jp/yonagoko-h/index.php?key=bbeoo4lni-39#_39」をご覧ください。