建設コース

目標
 「建設コース」は測量・土木設計・製図・施工を中心に学習し、将来、道路・河川・湾港・砂防などの建設工事に関わる人材の育成を目指します。
 
学習内容
  1. 土地のサイズや位置を測定する測量を学習する。
  2. 土木構造物の強さや大きさを企画し、材料・土質・水理などを考慮して計算を行う、設計を学習する。
  3. 測量、設計したものを図面に書く製図を学習する。

掲示板

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R3年度建設科課題研究計画
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日誌

令和5年度インターンシップを実施しました。

2023年10月26日 17時40分

令和5年10月24日(火)から26日(木)までの3日間、本校2年生がインターンシップに取り組みます。本校建設科土木コースは、西部建設業協会のご助力を頂き、各建設会社にインターンシップの受け入れをお願いしています。また建設会社とは別に、今年度初めて鳥取県庁県土整備部にもインターンシップの受け入れをお願いしています。鳥取県庁ではインターンシップで大学生は受け入れていますが、高校生は受け入れておりませんでした。県土整備部は高校生を技術職(土木)で採用していることもあり、県土整備部のみが高校生のインターンシップの受け入れることになり、本校も参加させていただきました。3日間ではありますが、建設会社や県土整備部の方々のご指導を頂き、建設現場を体験することで、参加した生徒が建設業への理解を深め、来年度の進路決定に役立てくれることを期待しています。

10月24日(火)

本校担当者が美保テクノス株式会社の現場を訪問し、生徒の様子を見学しました。美保テクノス株式会社は本校の卒業生が多く勤務されており、今年度も2名の内定をいただいております。生徒たちは会社で業務の説明を受けた後、国土交通省中国地方整備局倉吉河川国道事務所西部分室の現場で道路維持作業を体験させていただきました。その道路維持作業は道路の傍に生えている雑草の除去ですが、除草剤を使わずに熱湯を吹きかけて雑草を除去する方法を試験的に取り組んでいて、生徒達も指導を受け、安全に配慮しながら行っていました。またこの場所に置いてある除雪車の説明も受けており、国道9号などの除雪を建設会社が請け負っておられることも説明を受けていました。

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本校担当者が西部総合事務所を訪問し、生徒の様子を見学しました。生徒たちは午前中から午後にかけて岸本バイパス、水貫川、大山佐摩線などの各建設現場を見学していました。その後西部総合事務所に戻り、本校卒業生で県土整備部に勤務する3名の職員の方々から、「土木技師の一日」を紹介していただきました。皆さんが現在関わっている業務の話や土木技師としての仕事のやりがい、県土整備部では先輩職員に業務の相談がしやすく働きやすい職場であるとのお話をしてくれました。3名ともここ数年に県土整備部に採用された方で、今回参加した生徒に年齢が近く、大変参考になったと思います。

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10月25日(水)

本校担当者が西部総合事務所を訪問し、生徒の様子を見学しました。生徒たちは午前中から午後にかけて賀祥ダム、江府道路のトンネル、佐陀川砂防などの各建設現場を見学し、ドローンの体験をしました。その後、2名の生徒が計画調査課と河川砂防課に分かれて、計画調査課の生徒は積算講習を学び、河川砂防課の生徒は追加で現場を見学しました。

積算講習で、生徒は積算の基本的なこと教わっていました。積算は工事・委託一件ごとにその予定価格を算出することです。工事・委託は一般的に入札で決まるので、発注者である県庁の大事な仕事であり、若手職員が取り組む業務であるとのお話がありました。その後、県庁HPで閲覧できる新入職員のクロストークの映像資料で仕事のやりがいなどについて視聴しました。また県土整備部の職員は、本来の業務以外で小学校などに防災教育の活動行っているとのお話もありました。

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10月26日(木)

本校担当者が西部総合事務所を訪問し、生徒の様子を見学しました。生徒たちは午前中に大山口の大山線、夜見町のサイクリングロードなどの各建設現場を見学しました。大山口の現場ではICT活用した建設機械の遠隔操作の体験をしました。その後西部総合事務所に戻り、午後から若手職員とのフリートークの場が設けられ、生徒からの質問に若手職員の方が回答され、県職員の仕事への理解を深めていました。学生時代に頑張ったことの質問では、何でも良いので何かに一生懸命取り組んでおくことが良いと回答があり、仕事をして嬉しかったことの質問では、道路が完成して地元の人々に感謝されたことと回答がありました。米子県土整備局の局長から池田様から生徒への講和があり、県土整備部の仕事は色々あるが、一人で仕事をするのではなく、皆で仕事をするので、県職員になって働き始めても不安に思わなくても良いですとのお話がありました。

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本校担当者が美保テクノス株式会社の現場を訪問し、生徒の様子を見学しました。本日生徒達は、ベーステック事業部の方に引率していただき、午前中は松江市の現場でくい打ちを見学し、午後は境港の現場で地盤改良工事を見学しました。ベーステック事業部は地盤の調査や設計・施工を担当する事業部です。境港の現場では深さ20mまで施工できる深層混合処理工法の機械があり、この機械は全国でも数が少なく、ベーステック事業部の方は全国にから依頼を受けているとのお話がありました。深層混合処理工法は地面を掘りながらセメントと水を混ぜたセメントミルクを注入し、その土と混合して固結した柱状の混合処理土を形成し、地盤を改良する工法です。生徒達は普段は見ることの出来ない建設機械を熱心に見学していました。

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3日間のインターンシップが終了しました。生徒たちは普段学校では学べないことを現場で学ぶことが出来ました。生徒達がこの貴重な経験を今後の活かしてくれることを期待します。インターンシップを受け入れてくださった各建設会社と県土整備部の皆様、インターンシップ受入事業所の手配をしてくださった西部建設業協会の皆様、ありがとうございました。