高校受験の時期になり、いくつかの高校等ではすでに入試が実施され、今後も各校の試験が続きます。多くの入試では面接試験が課されます。そこで3年生では面接試験の受け方について指導し、実践練習もしてきました。中には途中から涙ぐんでしまう生徒もあります。緊張して自分の言いたいことがうまく伝えられないもどかしさがあるようです。重要な場面であわてないように、日常的にあいさつや姿勢、身なりを整えること等に加えて、自分の考えを筋道立てて公的な言葉で相手に伝える経験を積み重ねることが大切でしょう。1、2年生にも日ごろから意識してほしいところです。
面接に臨む生徒には、将来めざす道筋を明らかにし、志望校で学びたい強い意志を言葉と態度でしっかり表現できるよう願っています。
音楽の授業で楽器演奏に取り組んでいます。あるクラスではギターのパフォーマンステストがありました。一人ずつコードを覚えて引きながら歌うのです。この授業だけでプロの演奏家になれるわけではないでしょうが、授業をきっかけにギター等の楽器に興味を持って練習してプロになったり趣味・特技にできたり、プロの演奏家の努力を想像しながら演奏を聞けたりしたらいいと思います。

楽器を使った後は消毒するなど、新型コロナ対策もしっかり行っています。

3年生社会科の公民分野では税について学習をします。あるクラスでは所得税や消費税などのしくみ、税金の使われ方など税について学んだ後のまとめとして、所得税の望ましい課税方法に関する自己の考えをまとめ、意見交換する場面がありました。
私たちがよりよく生きるためには知識だけでなく、身につけた正しい知識を踏まえ、根拠をもって選択し意思決定する力が大切です。その際には自分一人の都合ではなく、社会の多くの人々の立場を踏まえて考える必要があります。社会的事象についての知識を得るだけでなく、具体的な課題について探求したり、解決するための方策を考えたりする活動をとおして、社会づくりの担い手としての力を育んでいます。



毎週火曜日の3時間目は全校一斉に週1回の道徳の時間です。教科書などの資料をもとに話し合いをしていきます。動画や生徒作文を使うこともあります。今日はあるクラスで日本でのゴミ箱増設の是非について討論していました。他のクラスでもルールや決まりの意義、思いやりのある接し方など、それぞれの題材をもとに学習していました。
今日1月17日は28年前に阪神・淡路大震災の原因の兵庫県南部地震が発生した日です。地震後のボランティア等の献身的な支援のすばらしさは今でも語り継がれています。平常時にも様々な人がかかわり合ってともに暮らしている社会です。自分も他の人も幸せに生きるためにはどうするか。ヒントを見つけられるように学習を積み重ねてほしいと思います。


この時期、保健体育科では柔道の授業をしています。日頃は2クラス合同で授業することがありますが、柔道場は狭いため1クラスだけで授業します。そのため合同で授業していたクラスは体育館で器械体操を行い、交互に入れ替えながら進めます。先日の授業では柔道衣のたたみ方の確認をしていました。礼儀を重んじる武道では用具を美しく始末することも大切な学習です。


武道場の入り口のホワイトボード。

昨日と今日の2日間、3年生の進路懇談を行いました。進路選択にあたり昨年末に2度の懇談があり、今回で3度目の三者懇談でした。志望先によってはすでに試験が終了し合格になっている生徒もあり、今回は希望者のみ実施しました。懇談で確認した目標に向かって努力を続けてください。全校挙げて応援していきたいと思います。
また今回は高校への出願書類の作成も行いました。志望校やコース、中学校の正式名称、住所の大字(おおあざ)や番地の区切り方など正確に書くのに苦労している生徒がありました。郵便なら番地は「〇-〇」と数字だけで届くのですが、正式には「〇番地〇」と書く必要があります。以前の生徒の住所では「△番地の△」「□の□番地」「◎番◎地」などもありました。卒業後3年足らずで成人扱いです。正確な表記を知っておくのも大切でしょう。


昨日、新学期に入って初めての生徒会専門委員会を開催しました。この1月から生徒会執行部が2年生を中心とする新メンバーに引き継がれ、専門委員会も新しく就任した委員長による初会議となりました。委員長は、事前に執行部内での打ち合わせや担当教員との面談を済ませ、手持ちの進行表を準備して臨んでいますが、さすがに緊張した様子で会を運営していました。これから1年間よろしくお願いします。

生活安全員会では1月の目標に「あいさつ」を掲げ、自分から進んで先に、相手に届く大きな声で、相手の目を見てあいさつできるよう取り組むことにしたようです。できればもう一つ、あいさつは笑顔で交わしたいものです。先・見・笑・大。

今朝は山陰の冬には珍しく快晴で抜けるような青空が広がり、新学期早々気持ちのいい朝でした。ただ、空は明るく日差しもまぶしいのですが、気温は低く放射冷却も進み朝は霜が降りていました。それでも今朝も確認できただけで3人の男子生徒が半袖で登校していました。また、昼休憩にはドッヂボールをしていた1年生が体育の授業より激しいくらいの運動でしっかり汗をかいていました。中学生のエネルギーはすごい。

この1月から女子の制服にスラックスを導入し選択できるようにしました。
校則の見直しについてはいろいろと議論のあるところですが、本校では開校準備委員会で決定された内容をもとに、新中学校になってから見直しを繰り返してきました。特に身なり・服装に関しては男女別に細かく記述されていたものを男女共通にしてきました。制服は学生服とセーラー服で変わりはないのですが、寒さ対策や機能性を考えこの1月から女子の制服にスラックスを選択できるようにしました。生地の色や風合いができるだけ上下でそろうよう指定店組合やメーカーに協力してもらいました。
実際に何人の生徒が利用するのかわかりませんが、業者の協力が得られる限り選択肢を準備しておくことが大切だと考えています。