だっぴ(多世代交流プログラム)(1年)
2020年9月11日 17時00分1.「だっぴ」は良い出会いと語り合いの場
高校生を対象とした「だっぴ」では、「人の数だけ、働き方がある。出会いの数だけ、人生が豊かになる。」をスローガンに、高校生と、大学生や地域の大人の方との出会いの場が設けられます。高校生、大学生、大人が混合のグループに分かれ、誰もが立場を超えて対等な関係で、同じ問いかけに対して、スケッチブックに自分の回答を簡潔に書き、一斉に「ドンッ」と見せ合った後、一人ひとりが自分の言葉で語り合います。
2.出会いのチャンスが2倍
本校の「だっぴ」においても、1年次生3人、大学生1名、大人の方1名から成る各グループで、進路や将来の夢、生き方やあり方などについて全員で語り合いました。さらに、前半(1時間)・後半(1時間)でメンバーの入れ替えを行い、出会いと語り合いのチャンスを2倍に増やす工夫も行われました。
3.「だっぴ」に夢中
ボランティアとしてご参加いただいた大学生や地域の皆様はもちろんのこと、生徒たちの前向きな姿勢や、真剣な表情、時にこぼれる笑顔、声の張り、頷き(うなずき)などから、この「だっぴ」をいかに楽しんでいるか、この「だっぴ」がいかに有意義なものであるかが十二分に感じられました。(ちなみに、教員は「だっぴ」のグループに割って入らず、温かく見守ることになっています。)
4.「だっぴ」の成果
ほとんどが初対面の地域の方や大学生からその方の経験や考えを伺うことは、生徒たちにとって新鮮で、視野を広げてくれるものとなりました。一方、自分の意見や夢を、時に悩みや不安を語り、他者に傾聴してもらったり、共感してもらったりすることは自信や自己肯定感に繋がり、自己理解を深める機会となりました。高校卒業後に飛び込むことになる上級学校や職場、さらには社会への何かしら前向きなヒントや希望を感じ取った生徒も多いようです。生徒たちは、各自で振り返りを行い、この体験を今後生かしていくことになります。
5.最後に
この貴重な「だっぴ」の機会をご提供いただいたNPO法人「だっぴ」の皆様、お忙しい中ご参加いただいた地域の皆様、大学生の皆様に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
緊張をほぐすゲームでスタート!
いよいよ、お題について語り合います。