段取り力
2019年10月1日 08時16分 2学期になっても真夏日が続きました。歩いて登校する児童は、学校へたどり着く頃には汗が流れています。
昨年までは、暑い教室で学習していたので、集中力が途切れていたのですが、今年は違います。エアコンを整備していただき、快適な教室で集中して学習に取り組むことができるようになりました。業者の方が、2学期の始業式に間に合うように段取りよく作業を進めてくださったおかげです。作業工程をどのように配置すれば効率よくできるか知恵を絞られたようです。その段取り力に感謝です。
段取りと言えば、子供の頃の風呂焚きの手伝いを思い出します。太い薪を両端に置き、その間に杉葉と細い枝を組み合わせて並べます。よく燃えるように、空気の通り道を確保します。燃え始めてから何をどんな順に入れるのかも工夫が必要です。
どんな仕事を進めるにも段取りは大切です。家事の手伝いは段取り力を鍛える絶好の機会です。お子さんに、ぜひ家事の手伝いを!!
学校では、子供たちは、学級会や児童会で集会を企画・実行したり、みんなで作品(学級旗など)を製作したりします。それらを成功させるには、段取りが必要になります。何をいつまでにやるのか、誰が何をやるのか。このようなことを考え、話合いをし、実行することで生きる力が培われます。
本校では、特別活動を全校で推進しています。そのことにより、子供の段取り力が向上しています。
6年生は1学期に大なわチャレンジ(1組)や夏祭り(2組)を企画、実行し、低学年を巻き込んでの活動を行いました。そのイベントに向けて、グループごとに具体的な計画を立て、実行しました。実際に行うことによって多くの学びがありました。その過程で段取り力がつきます。児童の振り返りを紹介します。
○1年生を喜ばせるために、事前準備をしっかりすることができ、自分の 役割を果たせたのでよかったです。 ○みんなと協力して何かを成功させる力がつきました。 ○Aさんが、途中で助っ人に来てくれたので、助かったし、うれしかった です。 ○一人一人が自分で行動し、人のことを考えて行動できるクラスに成長で きました。 ○この企画を通して思ったことは、「喜び」です。みんな喜んでくれて、 それを見るとなぜか自分もうれしくなりました。 |
校長 安住 順一