祝 卒業   
                 
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
そして、保護者の皆様、本校教育に対しまして、三年間にわたりご理解をいただきましたことに感謝申し上げます。また、無事卒業の門出を迎えられましたことに心よりお慶び申し上げます。
さて、卒業生の皆さんが過ごした高校三年間は、いろいろな思いが蓄積された年月であったと思います。困難や失敗もあったと思いますが、それを乗り越えてきた皆さんの目の輝きを見ていると、これからの社会を担ってくれる頼もしさを感じます。
言葉が変わると心が変わり、行動そして習慣・・・運命が変わる。私が最初に「言葉」を追加した理由を伝えておきたいと思います。
それは、交わす言葉によって、人は良くも悪くも変わるということを経験してきたからです。言葉の力を知り、日々磨くことはよりよく生きることにつながり、言霊と言われるように言葉の使い方によって禍福を左右することがあると信じているからです。私自身話かけられた言葉に随分助けられたなあと感謝することが度々ありました。その場面をよくよく振り返ると、「ありがとう」「運がいいかも」という言葉を使って、周囲に感謝の気持ちを伝え、些細なことでも良いことに目を向け気持ちを入れ替えようとする前向きな行動や姿に勇気づけられていたと思います(逆は略)。そういった輝きがある人は、何か信頼できる気がして相談したい、一緒に仕事をしたいと思わせてくれます。社会では人運に恵まれることで才能が開花したという体験談をよく聞きます。しっかりとした人間関係を構築するために、運命を切り拓いていくためのあなたらしい言葉を見つけてください。
結びに、人から必要とされ信頼されるための学びを生涯続けていってください。期待しています。

(PTA会報 きずなより)

令和6年3月1日

 校長 若林安徳

無題 

華道部の生徒が卒業式ということで活けてくれました。