11月6日水曜日の人権教育講演会で、部落差別は、過去の問題ではなく、現在も存在している問題であることを再確認し、あらゆる差別をなくすために「自分たちにできることは何か」「差別のない社会とは、どのような社会なのか」を考えました。
人権教育講演会で聞いたエピソードから、登場人物のとった行動について「差別をなくす側」の行動か「差別を残す側」の行動か、なぜそのように考えるのか、グループ内で意見交換をしました。そして、どのような社会のしくみや人々の意識が、部落差別を温存してきたのか、考えを深め、学習を進めていきました。
人権教育ロングホームルームをふりかえって、生徒のみなさんが感想をまとめました。
○ 部落差別について、中学校でも聞いたことがあったが、さらに講演会を聞くことができて良かった。差別があったときに、その場で注意できるのがいちばん良いが、難しいことだと思う。差別を受けた人の考えを聞くこと、言いたいことが言える環境づくりをしたい。
○ この授業を受ける前、学校で勉強するから差別がなくならないと思っていた。でも、学校で勉強をするようになってから、正しい知識を身につけた人が増えたことを知ったので、差別をなくすための勉強が必要だと考えるようになった。差別をなくす行動をとりたい。
○ 自分は「差別をする人の仲間にはならない」と思っている。身近なところから、差別をなくしていきたい。
○ 差別をなくすことを心がける。自分は、自分の頭で考えて、発言をするようにすることが大切だと思う。
○ すぐに差別をなくすのは難しいと思うが、まず自分が差別をなくす生き方をしたい。
○ 無意識に差別をしてしまうのがいちばん怖い。こまめに、差別をしない生き方をしているか、自分のことを考えたい。
人権学習は、誰もが積み重ねを続けることが大切です。この学びをみんなで続けていきましょう。
