第45回中国・四国地区盲学校弁論大会
2019年6月10日 08時56分 6月7日(金)、鳥取盲学校にて「第45回中国・四国地区盲学校弁論大会」を開催しました。
大会前日は、リハーサルに続いて、
各県の盲学校予選を勝ち抜いた9人の代表弁士たちと、本校で選ばれた規準弁士の10名が鳥取盲学校に集いました。
大会前日は、リハーサルに続き、さいころの目に応じたテーマで話す「さいころトーク」で、各県の自慢、鳥取の感想などを語り合い交流を深めました。
当日は、会場中に緊張感が広がる雰囲気の中、弁士たちが、1人7分という持ち時間の中で自らの思いを熱く語りました。強い感動や深い悲しみなど、自身の受けた体験をもとに、思考し思い至った考えや決意を壇上からときに熱く、ときに静かに語りかける弁士たちの言葉に、5名の審査員をはじめ、来賓、本校の児童生徒・教職員など全ての聴衆が、大きく心を動かされながら、じっと耳を傾けました。
審査が行われる間、体育館では、鳥取市の松弘美会によるアトラクションが行われました。鳥取の代表的な民謡を三味線、太鼓をバックに会主が力強く歌い上げました。最後の「きなんせ節」では、弁士、本校児童生徒たちが傘踊りの傘を振り、鈴の音を会場中にに響かせました。
審査の結果、最優秀賞に輝いたのは、『My true self』という演題で論じた香川県立盲学校の生徒で、本年10月に東京で開催される全国盲学校弁論大会への出場権を獲得しました。奨励賞を受賞した本校代表弁士も、規準弁士も論旨、話術、声量など他の弁士に引けを取らず素晴らしい弁論発表で、大きな拍手を受けて自信につながりました。本校児童生徒をはじめ全ての聴衆にとっても、多くの 示唆を得る意義深い大会となりました。