建設コース

目標
 「建設コース」は測量・土木設計・製図・施工を中心に学習し、将来、道路・河川・湾港・砂防などの建設工事に関わる人材の育成を目指します。
 
学習内容
  1. 土地のサイズや位置を測定する測量を学習する。
  2. 土木構造物の強さや大きさを企画し、材料・土質・水理などを考慮して計算を行う、設計を学習する。
  3. 測量、設計したものを図面に書く製図を学習する。

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プレストレスト・コンクリートの講習を行いました。

2023年11月22日 16時41分

令和5年11月22日(水)、本校建設科土木コース2年生を対象として「プレストレスト・コンクリートについて」の講習を行いました。

コンクリートは圧縮力には強く、引張力には弱いです。そのため引張力に強い鉄筋をコンクリートと一体化した鉄筋コンクリートが土木構造物に良く用いられていますが、鉄筋コンクリートは変形によるひび割れまで防ぐことができず、その部分から鉄筋の腐食などの被害が発生します。しかしプレストレスト・コンクリートは予め構造物に圧縮力を加えて引張力を打ち消し、コンクリートにひび割れの発生を防ぐことができます。本日は一般社団法人プレストレスト・コンクリート建設業協会から講師をお招きし、講義と体験実習を行いました。

まず、本校会議室でプレストレスト・コンクリート(以下PC)の概論を聴講しました。

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1つ目は会議室横の屋外で体験実習を行いました。幅200mm厚さ30mmの断面で長さ2000mmのPC版の上でジャンプしてPC版のたわみやひび割れが発生しないことを確認しました。一人だけでなく3人同時にジャンプしてもPC版は大丈夫でした。

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2つ目は会議室内でPC橋の架設の説明やその構造について模型を利用した説明を受けました。

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3つ目は実際にPCで使用されているPC鋼線やPC鋼より線などの実物に触れながら説明を受けました。

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その後会議室でPC構造物の紹介の講義を受け、質疑応答を行い、最後に生徒代表が謝辞を述べ、講習を終了しました。

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この取り組みは鳥取県建設分野担い手確保・育成連携協議会が主催し、一般社団法人プレストレスト・コンクリート建設業協会の皆さんが実施してくださいました。このように本校建設科土木コースは建設業の担い手を育成する教育機関として期待されており、外部団体から多くのご助力を頂いております。今回の講習も生徒達が普段体験できないものであり、貴重な経験なったと思います。