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相談室だより

2021年10月29日 10時23分

スクールカウンセラー・林先生からのメッセージ

いつもは何ともなかったのに、みんなの視線が怖い・・・どう思われているのかな。

日常生活につらさを感じる、そんな時に試してほしい「自分を助ける」ためのお役立ちステップをご紹介します。

1 整理する
① 自分に何が起きているのかを知る (何をつらいと感じているか)

 ストレスを感じる場面 つらさレベル(10点満点で評価)
 (例)部活の試合で負けた 6
 (例)英語の成績が下がった 8

② 起こった(「きっかけ」となった出来事を探そう)
(例)テストの結果が悪かった

③ 感じた(出来事が起こった時の気持ちを知ろう)
(例)テストの結果が悪くて悲しい   point!素直な感情をしっかり見つめる

④ どうなった(出来事が起こった後の自分は?)
(例)勉強するのがいやになった    point!その感情のために「以前とは変わってしまったこと」を見つける


2 つながる
 人とつながる目的は①あなたの気持ちを受け止めてもらう ②窓口になってもらう、の2つです。そしてリアルな

知り合いであることが大切です。
相談者を見つけよう!
探すときのヒントが必要な人はスクールカウンセラーに連絡してくださいね。


3 対処する
① つらいことが起こる前の自分を思い出す
② いやな気分を観察してみる
③ 今の自分を「もともとの自分」に近づける工夫
④ つらい考えにはふたつのスキルで対抗する
「ふーんスキル」
「言い返しスキル」


 この3つのステップを使って、自分の本当の気持ちに気づき、解決のために「今できること」を考えるきっかけを

見つけましょう。とはいっても、ひとりでこのステップを実行するのは大変と思う人もいると思います。「我慢して、

我慢して、自分で解決する」方法も生き方の一つですが、いやなことを我慢して、自分だけで問題を乗り越えること

ばかりしなくても大丈夫です。自分を助けるために、周りの人の力を借りることもしてみましょう。私自身も周囲の

みなさんの力を借りながら、スクールカウンセラーの仕事を担っています。自分の力ではどうにもならないことが

たくさんありますが、足らないところは補ってもらって、なんとかやっています。
よかったら、いっしょに「自分を助ける」方法を探してみませんか。

 
 学校の金木犀が満開です!