また、１・２年次生の終業式では、９月に実施された鳥取県高等学校英語弁論大会で第１位となった宮本麻衣さん（２年次生）の「The Ultimate Tragedy」と題したスピーチが披露され、生徒、教職員とも宮本さんの主張に耳を傾けました。

（スピーチ趣旨）
「The Ultimate Tragedy」（最大の悲劇）

　BLM（Black Lives Matter）運動が始まって７年経過した今でも、白人警官による黒人の殺害が頻発し、黒人差別はいまだ続いている。米国で起きていることは日本に関係の無いことなのか。日本でも外国にルーツを持つ日本人や外国人に対する差別も存在している。それらは言葉の暴力によるものであるが、看過することは出来ない。これらの差別に対し、日本にいる我々がすべきことは、まず事実を知り自ら学んでいくこと、友達、家族と話すことで関心を持つこと、自ら学んだことを他の人と共有することである。キング牧師は『最大の悲劇は悪人による抑圧や残虐さではなく善人による沈黙である。』と語った。私たちの日々の行動によって差別のある社会を変える必要がある。黒人の命が尊重されることで、初めて私たちも尊重される。

校内発表会では、２年次生が約半年間かけて取り組んできた探究活動の成果を、
1年次生や教職員、取材等でお世話になった地域の方々へ発表する場です。
今年度より、米子市と連携し地元の魅力発見や課題解決など地域に根差した取り
組みをするグループが増え、とても身近な課題として捉えていました。
本校の教育目標である「多様な価値を尊重し、主体的に生きる力を育み、
持続可能な地域を創造する人財の育成」に則った活動になってきたのでは
ないかと考えます。
これを機会に、地元を愛し、自らの手によって地元を創る、そんな生徒へ
育っていってくれるよう、これからも力を入れてまいりたいと思います。
取材等でお世話になった地域の方々、大学の先生方、大変貴重な時間を作って
いただきありがとうございました。これからもさらに充実した活動になるよう
改善を重ねてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

動画を用いた発表の様子


アンケートなど、調査活動を取り入れたグループの発表


地域の魅力を、画像を用いてわかりやすく発表するチーム