校長室より

地域探究の時間(その1)

2014年8月1日 13時56分

 鳥取中央育英高等学校では、現在「地域探究の時間」の創設に向けて準備をしています。
 「地域探究の時間」というのは、高校生が自分たちの暮らす地域の魅力や課題を調査研究し、地域に貢献できることは何かを考察し実践する取り組みです。総務省が発表した2040年予測(20代30台の女性が半減し地域が消滅する)に挑戦する取り組みでもあります。また、普通科高校におけるキャリア教育の考え方に切り込む取り組みでもあります。

 具体的には、鳥取大学の協力を得て、地元北栄町と連携して地域の歴史文化、産業経済、教育福祉、観光など様々なテーマについて研究します。(鳥取大学、北栄町とは4月から協議を重ねてきました)

 この取り組みの成果として期待することは次の2点です。
(1)生徒が高校在学中に自分自身の将来ビジョンを描き、地域貢献並びに地域創造の志を立てること
(2)高校卒業後は全国各地へ飛び立ち、学んだことをやがて地域に持ち帰り、故郷の発展のために貢献するようになること
もちろん、卒業後すぐに地元に就職する生徒もあり、中央で活躍する志や世界に羽ばたこうと夢を抱く生徒もいます。もとより、そのような夢や志を閉ざすものではありません。

 次回は、現在の進捗状況について報告します。

                            校長 横山尚登