探究学習ガイダンス~なぜ、探究的学習が今必要とされているのか!~
2023年5月18日 14時12分今日は、神戸大学 大学教育推進機構の大山牧子先生を講師に迎え、オンラインで探究学習ガイダンスを行いました。大山先生は、本年度より、「岩美高校 探究学習推進アドバイザー」として、私たちの探究学習に関わってくださいます。
本日のガイダンスの内容として、
①なぜ探究的な学習が、今必要なのか
②これからの学びの特徴は?
③理解するってどういうこと?
④探究的な学びとは?
⑤まとめ
をじっくりわかりやすく解説してくださいました。
「大人になっても学び続けるのか?」という、いきなりの問いかけがありました。
これからは、人生100年時代。
2007年以降に生まれた日本人の50%が、「107歳まで生きるようになる」という言葉に、長生きできて嬉しい!という気持ちと「80歳まで働くようになる」という言葉にちょっと複雑な表情が見えました。
「これからは、今まで一般的であった、『教育』>『仕事』>『引退』というモデルから、『探究』>『創造』>『同時進行(パラレルキャリア)』へ移行していくでしょう。
そして、そんな社会を生き抜くためには、自分から、知識とスキルを身につけ、健康バランスのとれた生活を過ごし、多様なネットワークや新しい経験に対して心を開き、受け身の姿勢ではなく、常に課題意識を持ち続けることが重要である」と話されました。
そして、そんな大人になるためは、学生時代に行う「探究学習」の学びが大変役に立つ。と説明されました。
オンラインセッションでは、大山先生から
「学習」と「学び」の違いって何?
これまでで一番学んだ経験は何?
といった質問が出され、生徒たちは、楽しみながらグループで話し合い、個々の意見を発表しました。
また、「物事を理解する3つの学習活動」や、「探究学習の定義」、「良い問いの立て方」などもアドバイスしてくださいました。
まとめとして、
これからの探究学習では、インプット・アウトプットを充分に行い、時々立ち止まって振り返り、改善をする。失敗を恐れたり、自分の限界を決めず、楽しんで行うのが、探究学習の大切なポイント!とお話されました。
最後に生徒を代表して、生徒会長の福間さんより感謝の言葉をおくりました。