高校生としての基本的なマナーや学習への心構えを身につけることを目的に、1年生を対象とした2日間のガイダンスを実施しました。生徒たちは、この2日間で多くのことを学び、そして仲間との絆を深めました。
■1日目:高校生活全般に関するガイダンス
1日目は、岩美町中央公民館のいわみんホールで、学習指導や生活指導、進路学習について、これからの高校生活に大切なガイドラインの説明がありました。岩美高校の一員としての自覚を深める大切な時間。岩美高校生としての心構えや学習、校則について学び、気持ちを引き締めた様子。


■2日目:親睦を深める楽しいレクリエーションと浦富海岸清掃
2日目の午前中は、講堂で楽しいレクリエーション活動を行いました。
校歌練習では、自信をもって大きな声で1番を歌えるようになるのが目標。1年生と2年生の教員による校歌合唱対決やクラス対抗で校歌対決など楽しみながら行いました。
続いて、集団行動練習や生徒同士のコミュニケーションと親睦を図る目的で、レクリエーション活動を行い、活動を通してクラスの団結力が少しずつ高まっていく様子が見られました。

午後は、浦富海岸へ移動。美しい海を眺めながら昼食と自由時間を楽しんだ後、地域貢献の一環として海岸清掃を実施しました。
自然と触れ合いながら、地域への感謝の気持ちも育むことができたひとときとなりました。


2日間のガイダンスは、1年生たちにとって高校生活の大切な土台作りの時間となりました。
本日は、春の遠足。
晴天に恵まれたこの日、2年生、3年生が、それぞれのコースで春の自然を満喫しました。
■2年生:福部駅からラッキョウ畑を通り鳥取砂丘へ
2年生は、福部駅に集合し、ラッキョウ畑を通り鳥取砂丘を目指しました。緑の絨毯のような畑が両面に広がる道を歩くことで、心も自然と開放的になったようでした。

鳥取砂丘では、馬の背に登ったり、その先の海岸まで足を延ばしたりする生徒もおり、自由時間を楽しんでいました。復路では、今年の干支の蛇がまつられる、多鯰ケ池お種弁天宮を経由して梨狩り街道コースを通り福部駅に到着。思い出深い一日となりました。



■3年生:浦富海岸 荒砂神社で海と春のぬくもりを感じる
3年生は、学校を出発し、のどかな田んぼに囲まれたトリムコースを経て浦富海岸を通り、目的地の荒砂神社を目指しました。

海辺でいただくお弁当は格別の味。昼食後の自由時間には「宝探しイベント」も行われ、大いに盛り上がりました。生徒たちは、相撲やバレーボールで体を動かしたり、ひなたでゆっくり寛いだりなどして、各々の時間を過ごした後、海岸の清掃を行い学校へ戻りました。



岩美高校の近くに広がる自然の豊かさと美しさを改めて感じるひとときとなりました。
自然とふれあい、仲間とともに過ごした春の一日。生徒たちの笑顔が輝く、思い出に残る遠足となりました。
本日、前期生徒会長立候補者の立会演説会を行いました。

立候補したのは、令和6年度後期生徒会長を務めた3年生の田中さん1名。
応援演説に立った寺口さんは、田中さんの「優しい人柄」と「豊富な経験」の2点を挙げて推薦。同じ吹奏楽部での心温まるエピソードや、勉強・部活・生徒会に真摯に向き合う姿を紹介しました。
続く演説で田中さんは、「誰もが安心できる学校づくり」や「虹嶺祭のさらなる充実」を目標に掲げ、意欲を語りました。
その後の投票を経て、田中さんが令和7年度前期生徒会長に選出されました。
本日は、初の全校生徒行事、対面式と部・同好会紹介を行いました。
2、3年生が1年生を拍手で迎えた後、生徒会長の田中さんから「新入生のみなさん入学おめでとうございます。生徒一同皆さんを歓迎します。岩美高では、年間を通して様々な行事を行っています。また、日々の授業や進路学習、地域との連携活動に取り組むことで、社会のどこでも通用する人間になることができます。新しい環境に戸惑うこともあるかもしれませんが、岩美高で学べて良かったと思える充実した学校生活が送れるよう、共に成長し、楽しい思い出をたくさん作りましょう。」と歓迎の言葉がありました。

歓迎の言葉を受けて、1年生の代表から「少しずつ高校生である実感湧いてきました。これから先輩たちと良い関係を築いていきたいです。まだまだ未熟でお世話になりますが、よろしくお願いします」と挨拶がありました。
そして、新入生歓迎の印として、生徒会執行部より各クラスの代表に花束を贈呈しました。

次に、岩美高のマスコットキャラクター「イワッツ」の紹介。
イワッツへのインタビューと通訳を務めてくれたのは、2年生の生徒会執行部。
イワッツの好きな食べ物や、岩美高校の魅力、岩美町の魅力などイワッツが教えてくれました。
イワッツの可愛らしい動きと、先輩たちのやりとりに、緊張していた1年生もリラックスしてきた様子。

対面式の後は、部・同好会紹介をおこないました。
岩美高では、全校生徒が部活参加です。15の部・同好会が工夫を凝らしたPRを行いました。

陸上競技

テニス部

バドミントン部

卓球部

男子バレー部

女子バレー部

硬式野球部

ウエイトリフティング部

吹奏楽部

手話部

部落解放研究部

ESS同好会

茶道同好会

文芸同好会

生徒執行部
今日の対面式と部活動紹介で、1年生は、学校生活への期待が膨らんだ事でしょう。明日以降も新しい環境を楽しみながら頑張ってください。

令和7年度入学式が行われました。

今年も、春の陽光と満開の桜が、新1年生のスタートを応援してくれているようです。
大きな拍手で体育館に迎えられた新1年生。入学許可書授与では、一人一人の名前が呼ばれ、新入生54名を代表してエフドキアさんが壇上で学校長から入学許可書を受け取りました。

学校長式辞で野澤校長は、「職員一同、これから始まる高校生活に向けて準備を整え、本日を心待ちにしていました。多くのご来賓、保護者のご臨席をいただき、盛大に入学式が挙行できますことを感謝し、熱くお礼申し上げます。新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
岩美高等学校は、今年で77周年を迎えます。教育方針は、「誠実」真心をこめて、責任をもって、真摯にものごとに当たる。「協働」自己中心にならず、どんな立場の人も大切にして、誰とでも力を合わせてものごとを行う。「果敢」強い決断力をもって、やる気をみなぎらせ、失敗を恐れずにものごとにぶつかる。です。
特に「果敢」については、失敗を恐れず挑戦する姿勢です。歴史上でも失敗から新しい多くのことが発明されたように、失敗のない人生は、成長のない人生であるとおもえるほど、人は失敗の中から学んでいます。常識にとらわれず失敗を恐れず、「果敢」に挑戦することを忘れないでください。そして、なりたい自分を探し、自分の可能性を伸ばしていってください。私たち職員は皆さん一人一人をしっかり見守っていきます。自分の持ち味を十分発揮できるよう応援していきます。みなさんにとって、これから始まる高校生活が有意義で充実したものになるよう、心より願います。」と話しました。
新入生代表宣誓では、新入生を代表して、加藤さんが「私たちは、岩美高生として、本校における校則を守り、すばらしい充実した高校生活を築いていきます。」と力強い決意を宣誓してくれました。

来賓祝辞では、PTAの青木会長から「岩美高校は、町から愛されている学校です。地域の方々も皆さんを応援しています。仲間とともに学び、笑顔あふれる3年間を過ごしてください。」と祝辞をいただきました。その後、校歌斉唱をして閉式しました。
本日、令和7年度 着任式・始業式・分掌発表が行なわれました。
■校長着任式
着任した野澤校長は、「現在の3年生と入れ替わりに、2年前に岩美高校を離れました。離れている間も岩美高の応援団として、野球部の練習に参加したり、ホームページを見たりして、皆さんの活躍を喜んでいました。今年、校長として岩美高校に帰ってきたのも何かの縁です。このご縁を大切にして、生徒の皆さんや先生方と一緒に、より良い学校をつくっていく覚悟です。よろしくお願いします。」と生徒・教職員に向けて力強く述べました。

■教員着任式
続いて、6名の教諭の紹介がありました。着任教諭を代表して森教頭が「私たちは、県内のいろんな学校に勤務してきましたが、岩美高校には他校にない3つの魅力があると思っています。1つ目は、少人数で丁寧に行われる教科指導、2つ目は、普通科高校でありながら、流通・フード・スポーツ・福祉・手話といった、皆さんの興味に応じて様々な学習ができる点、3つ目は、岩美町にお住まいの方や勤務をされている方々と直接会話をしながら進めることができる地域密着型の探究型学習。皆さんは気が付かないかもしれないが、この3つが揃った学校は県内でもなかなかないと思います。これら3つを十分に活用できるようがんばります。」と語りました。

■第1学期 始業式
始業式では、野澤校長が新年度に向けて2つの大切なメッセージを送りました。
ひとつ目は「自分の限界を決めず、可能性を広げること」。「自分の殻を破って挑戦することで、皆さんの可能性は無限に広がります」と、生徒の背中を押しました。
ふたつ目は「人を思いやり行動をとること」。「誰も一人では生きていけません。相手を思いやり、持ちつ持たれつの精神で関わることで、人間関係も豊かになります。校長室のドアは開けておきます。いつでも立ち寄ってください。」と、あたたかいメッセージを送りました。
そして、担任の先生や学年主任の先生が発表になる職員の校務分掌が発表されました。生徒たちは笑顔で発表を聞き、新しいスタートを切りました。

本日、表彰式、終業式、離任・退任式が行なわれました。
表彰式では、学業成績優秀賞と皆勤賞が各学年から表彰され、代表者が表彰状を受け取りました。
学業成績優秀賞

皆勤賞

鳥取県高等学校体育連盟長賞スポーツ賞

引き続き、第3学期、終業式が行なわれました。式辞に立った辻中校長は、「人から無理だと言われても、自分を信じて挑戦しよう。」と生徒たちに向けて力強いメッセージを送りました。「偉大な発明家エジソンやライト兄弟も人から、無理だと言われても諦めず挑戦し続けたからこそ、彼らは歴史に残る発明をしました。」と語り、「どんな困難も自分の可能性を信じて乗り越えよう」と生徒たちを鼓舞しました。

続く退任式では、今年度をもって退任される三好教頭、林教諭、加藤教諭が壇上に立ちました。辻中校長がそれぞれとの思い出を振り返り、長年の貢献に感謝の意を表しました。
三好教頭は、35年間の教員生活を振り返りながら、「支えになったのは家族や生徒の笑顔、そして仲間である先生方のおかげだった」と述べました。「人生には楽しいこともあれば、辛いことや苦しいこともある。しかし、やまない雨はない。だからこそ、皆さんも苦しさに負けず、前を向いて頑張ってほしい」と、これから未来へ向かう生徒たちにエールを送りました。
林教諭は、現役野球選手の座右の銘である「一日一生」を紹介し、「私はこれを『一日一笑』とアレンジしました。毎日一回でも笑顔を意識することで、その日が変わり、人生が豊かになる」と、笑顔の大切さを強調し、笑うことで免疫が上がり、健康になり、周囲の人も幸せにできる。自分の心も豊かになる。」と語り、生徒たちに、「たくさん笑いのある人生を送ってください」とメッセージを残しました。
加藤教諭は、「イワッツが誕生してから、このジャンバーをずっと着て、行事の様子を記録として写真に収めてきました。」と語り、自身のトレードマークとなったジャンバーの思い出を振り返りました。「高校生活の一瞬一瞬は、二度と戻らない。だからこそ、一つひとつの瞬間を大切に過ごしてほしい」と、生徒たちに高校生活の意義を改めて伝えました。そして、「できるときにできることをできるだけやる。これは私の信条です。皆さんも、この言葉を胸に、長い人生を歩んでいってください。」と力強く話しました。

離任式では、4名の教員が壇上に上がり、代表して挨拶をした濱橋教諭は、東浜で見た巨大な看板のエピソードを紹介しました。「その看板は、岩美高校の生徒のアイデアが採用されて作られたもの。大人にはない若者ならではの発想が光っています。岩美町は、生徒たちのアイデアを尊重し、夢を応援してくれる素晴らしい場所。この環境の中で、皆さんも自分の可能性を信じ、大きく羽ばたいてください。私たちも新しい勤務地で、皆さんの成長をずっと見守っています。」と締めくくりました。

今年度は、もう一つの大きな別れがありました。4年間にわたり岩美高校を率いてきた辻中校長の退任です。岡森教頭は、本校岩美高校の卒業生でもある辻中校長の、東京オリンピックでのバドミントンの審判としてのキャリアや、有名タレントなどにも教育を施された功績など、高校時代からの夢の実現のお話と偉大なる教育活動を紹介しました。

生徒たちは、退任・離任の知らせに驚きながらも、それぞれの先生との思い出を胸に、お別れの時間をかみしめていました。しかし、それは同時に新たな未来へのスタートでもあります。先生方から送られた言葉を胸に、生徒たちはこれからの高校生活、そしてその先の未来へと歩みを進めていくことでしょう。
本日、2年生による「総合的な探究の時間」の中間発表会が行われました。
今年度の探究活動では、「田後地区」「浦富地区」「東浜地区」「岩井地区」という4つのエリアに分かれ、地域ごとの課題をテーマに深く掘り下げてきました。これまでとの大きな違いは、各地区に「地域サポーター」をお招きし、直接ご指導・ご助言をいただきながら、より地域に密着した学びを実践している点です。生徒たちは、フィールドワークや対話を通じて、地域の魅力や課題を探り、解決策を模索してきました。
まだまだ、途中ではありますが、中間発表として現在の取り組みを、1年生と地域の方々に共有しました。

今年の発表会は、例年とは異なり、体育館にブースを設けたローテーション形式で実施。
各班は、決められた時間に自分たちのブースでプレゼンを行い、空いた時間には他の班の発表を聞くスタイルを採用しました。このフランクな雰囲気の中で、プレゼンターと聴衆の距離が近づき、活発な質疑応答が飛び交いました。特に地域の方々からの質問は生徒たちにとって貴重な経験となり、懸命に答えようとする姿がとても印象的でした。


全15班がそれぞれのテーマで発表を行い、質疑応答から、今後の探究をさらに深化させるヒントを得たようです。3年生の7月に予定されている最終発表に向けて、各班はさらにブラッシュアップを重ね、地域とともに学びを進めていきます。
●田後地区

TAJIRI倶楽部「田後を活性化させるために」
●浦富地区
琥珀糖「琥珀糖で岩美を表現しよう!」

レジンアート「海岸の美しさを表現しよう」

beach art「ビーチアートで浦富の魅力を」
●東浜地区

blues「海の透明度について」

Salt46「塩作り 塩の歴史 塩はなぜできたか」

東浜応援し隊「東浜の特徴を生かした取り組み」

東浜廃材活用隊「ごみ問題とその対策と活用」

まちおこしロケット団「地域魅力発見大作戦」
●岩井地区

岩井温泉を盛り上げ隊「岩井の魅力発信」

ネギシックス「ネギでネギらう」

岩美高校広報課「岩井を語り継ぐ」

客室シンフォニー「善意の力、ナメたらいけんでえ」

温泉カフェ「温泉カフェ営業中」

温泉探究シュノーケル「岩井のすくすく」
本日正午、岩美高等学校の合格者発表が行われました。
近年はWEB発表が主流となる中、現地での発表を心待ちに、何名かの生徒や保護者の皆さまが足を運ばれました。合格掲示を見つめる緊張の表情、歓喜の笑顔が広がる光景は、この瞬間ならでは。
曇り空の下、まだ肌寒さが残る午後でしたが、一足早い春の温もりを感じる発表となりました。
新たな門出を迎えた皆さん、おめでとうございます!

本日、鳥取大学医学部保健学科の大島麻美助教と、鳥取大学医学部保健学科ピアサークルのメンバー17名をお招きし、2年生を対象に「ピアエデュケーション」学習が行われました。

ピアエデュケーション(仲間教育) とは、同世代の仲間(ピア)が相談役となり、思春期の若者が抱える性の悩みについて共に考え、意見を交わしながら解決を目指す取り組みです。今回のテーマは 「よりよい交際」。
講演では、ピアサークルのメンバーが主体となり、生徒と近い目線で 「大切な人との付き合い方」 をグループで話し合ったほか、愛について考える「アンドロギュノス」の物語を紹介。また、「デートDV」「望まない妊娠」「性感染症」「性的同意」といった重要なテーマについても、劇を交えながら分かりやすく解説してくださいました。
さらに、各班には1名ずつピアサークルのメンバーが加わり、生徒たちの意見を引き出しながら、専門的な知識をもとにアドバイス。年齢の近い大学生だからこそ、リラックスした雰囲気の中で本音を語り合い、性に関する知識や価値観を深める貴重な機会となりました。
鳥取大学医学部保健学科ピアサークルの皆さん、ありがとうございました!

