アイマスクをして歩行体験~見えにくい方の移動と気持ちを体験~
2023年6月23日 12時13分 本日の福祉類型実習では、岩井あすなろから講師の河口さん、但井さんをお迎えして「視覚障がい者の歩行介助」の実習を行いました。
まず、2限目に、歩行介助を行う上での注意点を2人の講師からしっかりと学びました。
講師の先生方の丁寧な説明、生徒たち同士で練習、最後に分かりやすい動画を視聴して、3限目の町に出ての実習に備えました。
重要なポイントとしては、
【1】白杖や腕をひっぱるといった、介助の際にやってはいけないことの確認。
【2】利用者と介護者の立ち位置。
【3】歩行中、利用者の不安を解消するために前もって道路状況などの情報を伝えること。
【4】歩く速度。
などといったことの指導がありました。
3限目は、いよいよ実習。
岩美高校から300mほど離れた岩美町役場へ、2人1組、1人はアイマスクをして歩行します。
途中、信号や細い道、階段といった様々な障がい物や、点字ブロックもあり、生徒たちは、2限目に学習した、クロックポジションを使って、「3時の方向をむいてください。」や、「道が狭くなります。」「5センチくらいの段差があります。」など道路状況の声かけを行いながら慎重に介助していました。
アイマスクをつけて歩行をしてみて、「不安だった」「怖かった」「介助者との信頼関係が必要だ」「点字ブロックの重要性がわかった、自転車など絶対おいてはいけない。」といった気づきを共有していました。