吉林省と鳥取県友好交流30周年記念交流会開催
2024年9月4日 16時00分吉林省と鳥取県の友好交流30周年を記念して、吉林省から高校生12名が本校を訪れ、福祉実習室で心温まる交流を行いました。交流会に参加したのは、昨年度の鳥取県青少年国際交流プログラムで吉林省を訪れた6名の生徒と、吹奏楽部の9名、地理探究選択者4名、計19名の生徒たち。
交流会は、辻中校長の歓迎挨拶からスタート。「台風接近で心配されたが、こうして交流会を実現できたことを大変嬉しく思います。今回の交流を通じて、皆さんとの友情をさらに深めたいと思います。ようこそ、岩美高校へ。」と歓迎の言葉を送りました。続いて吉林省長春外国語学校の代表者より「本日のための念入りな準備と、皆さんの温かい歓迎に心から感謝します。鳥取県と吉林省は30年間で友好という果実を実らせ、たくさんの思い出を大切にしてきました。今後もお互いが友情という美しい花を咲かせ、末永く交流していくことと確信しています。本日はありがとうございます。」と挨拶がありました。
まずは音楽を通じての交流が始まり、場の緊張が一気にほぐれました。岩美高校の校歌と、日本の代表的な歌「ふるさと」が吹奏楽部の演奏に合わせて披露され、続いて、岩美高校のサックス奏者・植田くんが「名探偵コナン」のテーマをソロで演奏。吉林省の高校生たちはこの演奏に大いに盛り上がり、即興のパーカッションや手拍子で会場をさらに熱くしました。
続いて、吉林省訪問団の演奏では、美しいフレンチホルンとギターの演奏と歌、かっこいいダンスを日本語の歌詞を交えながら披露してくれました。
音楽で会場が温まってきたところで、日本の伝統的なおもちゃ「けん玉」が登場。3年生のけん玉マスター内田くんと小島くんが、高度な技を披露してくれました。2人とも1回で技を決め、会場からは拍手があがりました。吉林省の学生にも体験を促し、楽しく交流をおこないました。
最後に、岩美高校より記念品を贈呈。
吉林省の生徒たちからもお土産が手渡され、一人ひとりが心のこもった交流を楽しんでいました。
音楽を通じて心を通わせた生徒たちからも感動の声が上がりました。
吹奏楽の中尾さんは「初めて会った吉林省の皆さんの笑顔が素敵で、演奏や合唱を通じた交流が本当に嬉しかった」。と語り、植田くんは、「初めて中国の方々の前で名探偵コナンを演奏し、演奏に合わせた即興の太鼓や手拍子が楽しかった。」と感想を語っていました。
一行は、生徒6名とともに、町内で昼食をとり、山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館や鴨ケ磯トレッキング、松島遊覧船などを楽しみ今回の交流を終えました。