研究発表会が行われました!
2016年11月8日 12時14分
文部科学省指定研究開発学校 研究発表会
ジオパーク3 「研究活動・地域貢献活動」 成果発表会でした。
今から4年前、平成25年度から文部科学省の研究開発校として指定を受けた岩美高校。
「高校生として地域貢献する活動を通じて、将来の地域を支える人材を育成する」ことをテーマに、地域教材化にとそれをもととした普通科高校としてのキャリア教育の指導に関する研究開発を進めてきました。
本年度、最終年次を迎え、集大成の研究発表会です!!
司会・進行を担当するのも3年生の生徒たち。
校長先生の挨拶ではじまります。
教育関係者のご来賓、岩美町の方々など、今日の発表会を楽しみにしていらした、多くの方が来校されました。
第1部は口頭発表です。
パワーポイントを使い、1グループ・10分の持ち時間で発表しました。
発表したのは、[ 3-1ジオランニングin IWAMI ] 、[ 3-1道の駅「きなんせ岩美」の活性化 ]、[ 3-2ジオevolution ]、[ 3-2ジオパーク広め隊!!]、[ 3-3「岩美町 花いっぱい運動」の展開 ] の5つのグループ。
発表を終えた後、2分間の質疑応答の時間がありました。
地域連携の授業、「IWATS MISSION」が始まった2年生の生徒たちが質問をしました。
発表では、始めてから1年間の流れや最初に掲げたテーマに向かって活動し、その中で浮かんできた問題点。それに対する改善方法や反省などがあり、どれも生徒たちが生徒たち自身で動き、考え、失敗しながらも、それぞれの答えを導き出してきたものでした。
第2部はポスター発表です。
体育館後方に12枚のポスターが設置されていました。
ポスターを前に各グループがそれぞれプレゼンテーションをしました。
3-1 いわみ音楽祭と田村虎蔵の世界
3-1 ジオランニングin IWAMI
3-1 道の駅「きなんせ岩美」の活性化
3-1 ジオラマ~岩美チョーラブ
3-2 未知なる味を探して
3-2 ご当地食材開発ラボ
3-2 ジオevolution
3-2 ジオパーク広め隊!!
3-2 商品開発部~砂丘のパール~
3-3 「岩美町 花いっぱい運動」の展開
3-3 「岩美ジオかるた大会」の開催
3-3 岩美の恵みで”ものづくり”
プレゼンテーションが終わると、みなさん質問を生徒に投げかけます。
発表した生徒たちも楽しそうに答えていました。
このグループは東浜で塩を作ったので、塩おにぎりを用意して配っていました!
生徒たちの発表が終わり、鳥取環境大学の新名准教授、岩美まちづくりの会山本会長に講評をいただきました。
実はお二人とも、発表した3年生が1年生のときに特別講義をされていました。
新名准教授は、「1年の時に大学生を連れてきたけれど、みんな目を合わせて話してくれなかった。でも、今日話をして、すごく成長したのがよくわかる。」「都市部に行って埋もれるよりも、ここで好きなことにチャレンジするほうがいいと思いませんか?」とおっしゃられました。
山本会長は「人と話をするとき、どうやったら短い時間で伝えつあたいことを伝えられるか?そういうのもキャリア教育」「少し厳しい意見としては、一生懸命にやったのは伝わってくる。もっとやりたかった、時間があれば。。。というのは弁解であって、いつまでに何をするのか、というのを考えて行動するともっといいものができる」とおっしゃられました。
生徒たちの発表会が終わったあとは、虹嶺会館にて公開研究会です。
指定4年間の研究発表を研究主任の中元先生が発表しました。
その後、「生徒による成果発表会・指定4年間の研究について」「地域貢献活動を通じた普通科高校におけるキャリア教育について」テーマにパネルディスカッションが行われました。
パネリストには生徒二人も参加しました。
最後に文部科学省から教科調査官の長田徹先生と藤枝秀樹先生に講評をいただきました。
4年間の研究開発学校として活動し、何もないところから頑張ってきたことを労われ、今回の結果が、生徒たちのキャリア教育に素晴らしい影響を与えていることを評され、何よりも生徒たちが生き生きと楽しんで、自発的に PDCA「Plan・Do・Check・Action」をする、そういったことができていたのではないか、とおっしゃられていました。
こうして無事に研究発表会閉会となりました。
3年生はまだ課題・改善するところがありますし、今度は2年生がIWATS MISSIONで地域連携の授業があります。これからも岩美高校は進化し、地域と一緒に成長していきます!!