農業と環境~小学生と一緒に梨の収穫~

2023年9月20日 16時49分

 本日は、農業と環境の授業の一環で、3年3組と2組の生徒10名が岩美南小学校の梨農園で、小学生たちと一緒に梨狩りをしました。

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 初めに、JA岩美支店の薮田さんと尾崎さんから、今年の梨の出来具合のお話や梨狩りの仕方についてお話を聞いたあと、いよいよ梨農園に出発!
 農園では、3年生の生徒が小学生を上手にサポートして、楽しく梨狩りを楽しみました。
小学生のみんなとは5月の小袋かけ以来でしたが、お兄さん、お姉さんのことを覚えていて、すぐに打ち解けていました。

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 30分ほどで収穫は終了。
平井君が本日のお礼を述べ、小学生との梨狩り作業は完了しました。
小学生のみんなとお別れした後、袋から梨を取り出し選別作業をおこないました。

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 本日の感想を、河口くんは、「子供たちと一緒に収穫ができ、元気をもらえた。収穫は、低い位置で作業する場面が多くあり、腰が痛かった。生産者さんのご苦労がわかり、感謝して食べようとおもいました。」と話していました。

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 福間さんは、「普段子どもたちと接することがあまりないので、とても新鮮でした。いつも食べている梨がこの様に作られ収穫されているというのがよくわかりました。」と話していました。

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 今年の梨は、雨が少なかったことや気温が高かったこと、大袋の袋掛けができなかったこと、動物の被害などの悪条件が重なり多く収穫はできませんでしたが、農業の現実を知るよい体験となりました。



 今回、農園での収穫をサポートをしてくださったJA岩美支店の薮田さんと尾崎さんは、なんと岩美高出身。
本日の感想などお話をお聞きしました。

■JA岩美支店 営農経済課 課長 薮田晴広さん

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―今回の梨狩りはいかがでしたか。
 3年前は1,000玉程収穫できていたが、今年は1/3くらいしか大袋をかけることができませんでした。天候や動物被害など、さまざまな要因で収穫量が左右されてしまう現実をしってもらう良い機会となりました。

―高校を卒業して、岩美町で働かれている感想を聞かせてください。
 岩美高を卒業をして、関金にある農業大学校で2年間、農業を中心に勉強をし、JAに就職しました。岩美町の農業のメインは水稲です。今後、何か新し特産物を開拓していきたいと思っています。

―岩美高生にメッセージをお願いします。
 農業と環境を勉強しているみなさんにとって、将来農業につかなくても、農業大学校は、実践に役立つ深い知識を学ぶのにとても良い進学先ですよ。



■JA岩美支店 共済課LA(ライフアドバイザー)尾崎淳夫さん

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―今回の梨狩りはいかがでしたか。 
 受粉から小袋・大袋かけ、収穫まで、学生と一緒に活動ができて元気をもらいました。
少量ですが収穫できてよかったです。

―高校を卒業して、岩美町で働かれている感想を聞かせてください。
 岩美高を卒業をして、人生の半分以上を岩美で過ごしています。地域の方は、とても親切。毎日ありがたくやりがいを感じながら働いでいます。

―岩美高生にメッセージをお願いします。
 岩美高校は、山、海、温泉など自然に恵まれた場所にある素晴らしい学校。授業の一環で様々な体験ができるのはとても恵まれていると思います。
社会に出たとき活躍できるよう、しっかり勉強を頑張ってください。