「ありがとう」が行き交う学校
2019年2月28日 11時43分
大学生になり、一人暮らしを始めたとき実感したのは、親のありがたさです。炊事も洗濯も自分でしなければならない生活を体験し、今までどれだけ親に世話になっていたか身にしみました。私は、家族に対して偉そうなことを言うだけで、感謝のかけらもない傲慢な高校生だったのです。
相田みつをさんの詩が心にしみます。
花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根はみえねんだなあ
郡家東小学校では、「感謝」「ありがとう」を大切にしています。「ありがとう」が行き交う学校をめざしています。
児童の生活目標(1~3月)は、『いろいろな人(もの、場所)に感しゃしながら生活しよう』です。この目標は、児童会代表委員会で提案され、それぞれの学級が具体的な取り組みを考え、実行しています。
多くの学級で、人への感謝を考え実行しています。
☆1日3回、「ありがとう」を言う。
☆進んで「ありがとう」を言う。
☆してもらってうれしかったことをおかえしする。
☆6年生を送る会にむけて、感謝をこめて準備をする。
生活させてもらっている教室や校舎への感謝を考えた学級もあります。
☆すみずみまできれいにそうじする。
☆そうじをていねいにしたり、机、ロッカーの整頓をしたりする。
児童会の企画委員会は「『ありがとう』を広げよう」を企画し、今、全校で取り組んでいます。「ありがとうカード」にしてもらったことへの感謝の気持ちを具体的に書き、「ありがとうポスト」に入れると、校内放送で紹介され、全校に共有されます。
ありがとうが行き交う学校、家庭をめざしたいものです。
校長 安住 順一