変化と適応~生活をつくる力~

2019年1月30日 10時52分

    フィルムカメラの時代、世界シェアNo.1はコダック、No.2は富士フィルムでした。しかし、2005年 にはフィルムカメラとデジタルカメラの販売台数が逆転し、デジタルカメラの時代になります。そして、2012年、コダックが倒産。
 ところが、富士フィルムは、売上を2倍以上に伸ばし、ますます発展しています。時代に合った大胆な経営改革を実行した成果です。フィルム用化学物質の技術を使って、医療機器、液晶ディスプレイなどに力を入れることで生き残ったのです。

 
   チャールズ・ダーウィンの有名な言葉を思い出します。

      強い者、頭のよい者が生き残るのではない。
    変化できる者が生き残るのだ


 小学校の教育課程も大きく変わります。現在は移行期で、2020年度より完全実施の新学習指導要領では、プログラミング教育が必修になり、外国語活動は3年生から入り、5年生からは外国語が週2時間になるなど、学習内容が増えます。変化の激しい社会をたくましく生き抜いていく子供を育てるための改革です。

 
     郡家東小学校では、特別活動の推進に力を入れています。特別活動において育てる力の重要な3つの視点は「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」です。
 よりよい集団や社会をつくろうとする力を育てるのが「社会参画」です。自分たちでよりよい学校生活をつくる子供を育てるのです。自分たちで生活をつくる力は、予測困難な未来社会で、受け身でなく、主体的に積極的に様々な問題に立ち向かっていく力、たくましく生き抜く力になります。

 
    明日開催されるエンジョイ集会は、「特技を見せ合い、もっと自分や友達のよさを知ろう、もっと郡家東小学校を好きになろう」というねらいで実施されます。
   4~6年の実行委員会が中心になって計画、運営します。各学級では、学級会を開き、どのようにしたらエンジョイ集会を盛り上げることができるか話し合いました。様々なアイデアが出され、各クラスが工夫を凝らした応援をします。これらを通して、自分たちでよりよい生活をつくる力が育ちます。
 多くの皆様の参観をお待ちしています。

  校長 安住 順一